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なぜシュロの木ばかり? 横浜市鶴見区で連続不審火

社会 神奈川新聞  2015年01月30日 03:00

横浜市鶴見区で29日未明、樹木や雑草が燃える火災が3件相次いだ。鶴見署はこのほか、昨年12月から今年1月にかけ半径約800メートルの地区で5件の不審火を認知しており、連続放火事件として調べている。燃えやすいヤシ科の樹木シュロにとりわけ被害が集中し、この日を含めて計14本が燃えた。

同署によると、計8件の不審火のうち4件は、昨年12月26日から今月29日にかけ、同区梶山1丁目の鶴見区が所管する公園「子どもの遊び場」=表【1】【2】【4】【6】=で発生。いずれも園内のシュロが狙われ、計10本が燃えた。

この公園から約350メートル離れた市道脇の雑木林=同【5】=と下末吉6丁目の市立末吉中学校の隣地=同【7】=でも、シュロ計4本が燃えた。周辺のほかの樹木に被害はなかった。

また、今月2日と同29日にはそれぞれ、県立三ツ池公園=同【3】=で木製のふたのようなものが、下末吉5丁目の男性(73)宅=同【8】=で雑草や庭にあったごみ類が燃えた。

同署は、一連の被害が近接していることや、今月に入ってからの不審火が未明から早朝にかけて発生していることから、関連があるとみている。火災によるけが人はいないという。

◇シュロの特徴「最も燃える」

狙われた高さ約5~10メートルのシュロは、髪の毛状の乾燥した繊維網に覆われている。県立フラワーセンター大船植物園(鎌倉市岡本)の富田裕明さんによると、一部に着火しただけで一気に燃え上がる「最も燃えやすい木」という。

現場はいずれも住宅街の一角で、住民によると、夜間はほとんど人通りがない。鶴見区が所管する公園「子どもの遊び場」内のシュロは数本が被害を免れており、近くに住む男性(75)は「万一の延焼を防ぐため、自治会で落ち葉をこまめに拾うようにしている」と話した。鶴見消防署は今年に入り、園内に防犯カメラを設置した。

【神奈川新聞】


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