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相模原・南区内の交通システム 検討委員会が市長に答申

社会 神奈川新聞  2015年01月27日 03:00

相模原市南区内の拠点間を結ぶ新しい交通システム導入について議論してきた検討委員会は26日、加山俊夫市長に答申した。「段階的な運用が可能となる『新しいバスシステム』を導入すべき」と結論付け、路線バスを基本に走行形態や車両、運行方法などの改善を組み合わせたシステム構築の基本的な考えを伝えた。

検討委は地元代表者や学識経験者、公募市民、交通関係者らで組織。既存のバス路線が交通渋滞で定時性、速達性が確保されていない現状などを踏まえ、新たな交通システム導入について2013年2月に市長から諮問を受け、検討を重ねていた。

答申で示した導入ルートは、小田急線相模大野駅から北里大学病院や各大学がある麻溝台地区を経由し、JR相模線原当麻駅に至る約9キロ。拡幅整備計画のある県道52号を最大限生かしてバス専用走行路を確保する。確保できない場合はバス優先レーンや一般レーン走行も可能とし、柔軟に対応。車両は「連節バス」による運行を想定している。

答申を受け、今後は市交通政策課が新交通システム導入基本計画案を取りまとめた後、パブリックコメントなどを実施、15年度中をめどに基本計画を策定する予定。

南区内の拠点をつなぐ新交通システムについて、市が09年に示した導入基本計画案では住宅街もある導入ルートに道路を新設し、幹線快速バスシステム(BRT)を走らせるというものだった。強引な計画の進め方などに想定ルートの沿線住民から反対の声が上がり、加山市長が計画案全体の見直しを表明した。

横浜国立大学大学院教授で検討委の中村文彦委員長は不満の声が多く寄せられた前回の反省を踏まえ、基本計画の策定に向けて「誤解があったり、ボタンの掛け違いがないように一貫した取り組みを進めていってもらいたい」などと注文を付けた。答申後に、東林地区まちづくり会議会長の金子匡甫副委員長も「地域の皆さんに丁寧に説明して進めていってほしい」と話していた。

【神奈川新聞】


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