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ロボット先進地に 藤沢市が推進プロジェクト

経済 神奈川新聞  2015年01月22日 11:30

人工知能を搭載したコミュニケーションロボット「PALRO(パルロ)」
人工知能を搭載したコミュニケーションロボット「PALRO(パルロ)」

ロボット産業の先進都市へ、藤沢市は今後の取り組みをまとめた「ロボット産業推進プロジェクト」を策定した。関連事業の集積を図るため、企業誘致や多分野からの新規参入を促進。実証実験の場も積極的に提供するほか、フォーラムの開催など市民・事業者への啓発活動にも力を入れる。

同市は「さがみロボット産業特区」の対象区域で、シンボル施設「湘南ロボケアセンター」も辻堂駅北口の湘南C-X(シークロス)に立地。これまでも、災害対応救助ロボットなどの実証実験に協力したり開発企業と連携協定を結んだりして、ロボット産業の集積と活性化に努めてきた。

今回のプロジェクトは、そうした取り組みをより戦略的に進めるためにまとめた。ロボット産業の先進都市を目指すことで、市民生活の向上や地域経済の発展、まちのイメージ向上に結び付ける。

企業誘致では、従来からある税制面での優遇措置をロボット関連事業に限り拡充。支援を受けるために必要な投下資本の最低額を引き下げ、固定資産税・都市計画税の軽減期間も延長する。

一方で、意欲のある市内企業の新規参入も後押しする。2015年度は、企業関係者対象の先端ロボット見学会を随時開催するなどロボットへの理解を深めてもらうことに力点を置き、16年度には研究開発費の助成制度をスタートさせる。

啓発活動では、開発者や専門家を招いた「ふじさわロボットフォーラム」(仮称)を今年7月に初めて開催予定。湘南ロボケアセンターと連携して地域セミナー開催や視察受け入れ、ロボットの導入相談なども行う。このほか、企業が開発したロボットの実証実験の受け入れも強化する。

市産業労働課は「ロボットは製品化までに、実際に使って試す部分が重要。新たなロボットの研究開発だけではなく、作られたロボットを社会にどう役立て、日々の暮らしの中でどう使ってもらうのかまでを考えるプロジェクトとしたい」としている。

【神奈川新聞】


災害対応救助ロボット。いずれも藤沢市が実証実験で協力した
災害対応救助ロボット。いずれも藤沢市が実証実験で協力した

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