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元V川崎総監督・李氏 18年ぶり桐蔭高監督に

スポーツ 神奈川新聞  2015年01月21日 03:00

V川崎監督時代の李国秀氏(中央)=1999年3月、鹿島戦から
V川崎監督時代の李国秀氏(中央)=1999年3月、鹿島戦から

JリーグのV川崎(現J2東京V)総監督などを務めた李国秀氏(57)が18年ぶりに桐蔭学園高サッカー部監督に復帰することが20日、同高関係者の話で分かった。李氏は桐蔭横浜大スポーツ健康政策学部の講師も兼任する。李氏は神奈川新聞の取材に「私の持っている知識と経験を惜しまず、ささげていきたいと思う」と語った。就任は3月1日付。

李氏は東京Vの前身である読売クラブなどでプロ選手として活躍。1987年に桐蔭学園高のサッカー部監督に就くと、3年目で全国高校選手権に初出場、同高を8強に導いた。また97年に退任するまで、2002年ワールドカップ日韓大会の日本代表の森岡隆三氏(39)や戸田和幸氏(37)らを送り出し、同高を全国強豪の一角に育て上げた。

1999年からはV川崎で2シーズン、総監督として実質的に指揮を担当。同年のリーグ戦第1ステージで2位にチームを押し上げ、同年度の天皇杯全日本選手権でもベスト4に入った。現在は厚木市内で「エルジェイ・サッカーパーク」を経営、サッカーを通じたコミュニティーづくりと地元小中学生らの指導を続けている。

桐蔭学園高では2011年に全国高校総体初優勝に導いた山本富士雄監督(48)が14年2月に退職。臨時で賤機(しずはた)徳彦ヘッドコーチ(47)が指揮を執る一方、後任の指導者を探していた。

◆パスサッカーの先駆者

高校サッカー界において、李氏は先駆者と言える。今でこそ高い技術を基にしたパスサッカーが隆盛だが、李氏が桐蔭学園高に就いた頃の高校サッカーと言えば、ロングボールを蹴り合い、ひたすら走るスタイルが幅を利かせていた。

「サッカーには、いつ、どこに、なぜという規律がある」。李氏はかつてそう語っている。無名だった桐蔭学園高に規律ある「サッカー」を根付かせ、ショートパスを主体とする洗練されたスタイルは横浜から全国に吹いた新風だった。

就任3年目で初出場した全国高校選手権はベスト8。スポーツを通じて人間形成するとの哲学を持ち、同高では2002年ワールドカップ日韓大会代表の森岡、戸田らプロ選手を多数輩出した。V川崎の総監督時代には、現在横浜Mでプレーする元日本代表DF中沢の才能を引き出したことでも有名だ。

桐蔭学園高は昨季の全国選手権県2次予選準決勝で敗退し、11年ぶりの全国選手権出場を逃している。18年ぶりの再登板となる李氏のサッカーが、神奈川の構図を変える新しい風になるか。

【神奈川新聞】


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