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ゲームや栄養教室で介護予防 小田原市の取り組み奏功

社会 神奈川新聞  2015年01月20日 03:00

カラフルな縄はしごを使ったコグニサイズが導入されている「脳と体の若返り塾」(小田原市提供)
カラフルな縄はしごを使ったコグニサイズが導入されている「脳と体の若返り塾」(小田原市提供)

高齢化の進行で介護保険給付費が増加しているのを受けて小田原市は、65歳以上の高齢者を対象とした介護予防事業に本腰を入れている。ゲームや運動を取り入れた認知症予防のプログラムや、栄養や体操に関する教室などを展開。参加者の健康に改善が見られるなど、効果が徐々に表れている。

市高齢福祉課によると、2014年度当初予算で介護保険の給付費は約122億5600万円。09年度に比べ5年間で約30億6600万円増えている。

医療費も増加しており、市財政を圧迫する事態となっている。そのため市は多くの高齢者に要支援・要介護状態にならずに元気で暮らす健康長寿を目指してもらおうと、12年度から本格的に介護予防事業に着手した。

同年度からスタートした「脳と体の若返り塾」は、リズムに合わせた体操や、手先を使った物作りなど、認知症予防を目的とした教室。国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)が開発した認知機能と運動を組み合わせた「コグニサイズ」を昨年導入し、床に置いたカラフルな縄ばしごを足踏みしながら色に合わせて手をたたくなど、参加者がゲーム感覚で脳を活性化している。

さらに13年度には、「はつらつシニア健康教室」をスタート。運動や栄養改善、口の健康などの自宅で取り組める簡単な認知症予防のプログラムを提供している。

市では定期的に、市内の高齢者宅に普段の生活での運動、物忘れ、体重変動などの実態を問うチェックリストを配布。記入内容に応じて一人一人に合った教室やプログラムを紹介している。

同課の鈴木富子介護予防担当副課長は「つえを突いて認知症予防教室に通っていた人が、通い終わるころにはつえいらずになるなど、効果も出ている。今後は参加者が通いやすいよう教室の開催場所を増やすなどして市民の健康寿命を延ばしていきたい」と話している。

【神奈川新聞】


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