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マイノリティとも共生を 川崎でイベント

神奈川新聞  2015年01月19日 03:00

 国籍や民族、宗教などで分けられた多数者と少数者のよりよい関係性について考えるイベント「マイノリティから考える平和」が18日、川崎市中原区の川崎市平和館で開かれた。同館で開催中のミニ企画展「排除・抑圧のない関係を築くために多数者と少数者を考える」(2月1日まで、入場無料)の関連イベントとして行われ、大学生らが共生社会などについて意見を交わした。

 前半はミニ企画展にパネル展示している大学生サークルのプレゼンテーション。簡易宿泊所が立ち並ぶ横浜市中区寿町でフィールドワークをしているサークルは、寿町の成り立ちや路上生活者が増えている現状などを説明した。

 「社会全体として、路上生活者と共に生きるのではなく、排除の動きがあるのではないか」と指摘。その上で、「路上で生きる選択肢を認めることから始める」「多数者と少数者という発想を一度見直す必要がある」などと提案した。

 10大学合同で活動するグループは、米国の宗教を例に、同時多発テロ以後の愛国心や絆による国家統合の動きが他者を排除するナショナリズムにつながっているのではないかなどとの考えを発表した。

 後半は平和教育が専門の清泉女子大学の松井ケティ教授が、平和構築のため行っている活動や憲法の重要性について講演し、人権擁護や多文化共生を進めるためのヒントなどを提起した。

 同館は「他と生きる」を年間テーマにイベントを行っている。問い合わせは同館電話044(433)0171。

【神奈川新聞】


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