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自前運行が一時休止へ 真鶴町コミュニティーバス 有料化し実証実験へ

社会 神奈川新聞  2015年01月14日 03:00

真鶴町は来月、町職員による無料コミュニティーバスの運行を一時休止し、民間委託のバスを走らせる実証実験を行う。期間中は有料化し、町民限定だった乗車制限を撤廃。利用者数などの効果を調べ、今後の公共交通サービス施策に役立てる。

町のコミュニティーバスは2008年、町職員が運転手を務める県内初の「自前運行」バスとして導入され、現在は1日約80人の利用がある。10人乗りワゴン車を使い平日限定で運行。郵便局や診療所、食料品店などを回り、町内の高齢者らから生活の足として重宝されている。

しかし、人口減が続く町では、既存の路線バスの乗客減少により、今後は路線存続のためバス会社の減収分を穴埋めする補助金支出が増えることなどが予想され、無料コミュニティーバスの運行継続が困難になる可能性も出てきた。そのため、町は14年春から町内の住民や観光関係者、老人会などと今後の計画策定に向け会議を重ねてきた。

実証実験は2月1~28日の1カ月間。真鶴と岩の2ルートあり、コースはほぼ無料コミュニティーバスと同じ。1日計11本で、乗車料金は1回200円(小学生以下無料)。観光客の利用も促すため、乗車制限の撤廃や休日運行も行う。

実証実験が終了した3月からは従来通りの無料運行に戻るが、乗客アンケートなどの結果によっては来年度以降、有料化や路線バスとの統廃合なども含めて検討するという。町は「公共交通機関は地域で重要な役割を担っているため、問題が深刻化してから対策を始めるのでは遅い。今から今後に備え、町に合った公共交通施策を考えていきたい」と話している。

時刻表やルート案内チラシは近く町役場やバス車内などで配布される予定。問い合わせは、町まちづくり課電話0465(68)1131。

【神奈川新聞】


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