1. ホーム
  2. 社会
  3. 消防抜き打ち査察が奏功 横浜の歓楽街で違反減少

消防抜き打ち査察が奏功 横浜の歓楽街で違反減少

社会 神奈川新聞  2015年01月09日 03:00

横浜市西区の雑居ビルを査察する市消防局員 =2014年7月
横浜市西区の雑居ビルを査察する市消防局員 =2014年7月

横浜市消防局は、2014年に市内の歓楽街で5年ぶりに実施した抜き打ちの一斉査察の結果をまとめた。1207店のうち半数近い528店で消防法違反を指摘し、その場で改善を指導。重点地区の中区福富町地区周辺では査察を重ねるごとに違反店が減少し、一定の効果に市消防局は手応えを感じている。

14年2~11月に行った査察は、実施順に(1)中区福富町(2)同区曙町(3)西区南幸(4)中区長者町(5)同区住吉町-の5地区。飲食店やカラオケ店で夜間、避難経路や消火機器の状況を点検した。

県内最大規模の歓楽街である福富町地区周辺の違反店の割合は(1)が72・9%、(2)が63・1%、(4)が19・6%と査察の度に減少。市消防局査察課の山田裕之課長は「抜き打ち査察が歓楽街一帯に浸透し、防火意識が高まっているのではないか」とみる。(3)は42・5%、(5)は45・9%だった。

市消防局による抜き打ち査察は、東京都新宿区歌舞伎町で44人が死亡した01年の雑居ビル火災を受けて定期的に続けられていたが、07年から途絶えていた。12年に広島県福山市のホテルで7人が死亡した火災を受け、14年2月に再開。今後もこの5地区のほか、横浜駅西口の神奈川区鶴屋町地区や新横浜駅周辺でも査察を予定している。

【神奈川新聞】


シェアする