1. ホーム
  2. 今年の豊凶占う 伊勢原・大山阿夫利神社と小田原・白髭神社

今年の豊凶占う 伊勢原・大山阿夫利神社と小田原・白髭神社

神奈川新聞  2015年01月08日 03:00

右側の甕(かめ)に入った粥を竹筒ですくい上げ、欠けていない米の割合を数える筒粥神事=伊勢原市の大山阿夫利神社
右側の甕(かめ)に入った粥を竹筒ですくい上げ、欠けていない米の割合を数える筒粥神事=伊勢原市の大山阿夫利神社

竹筒内の米粒の数で一年の天候や農作物の豊凶を占う「筒粥(がゆ)神事」が7日、伊勢原市大山の大山阿夫利(あふり)神社で執り行われた。

江戸時代から続く伝統行事。神職2人がコメやムギ、ダイコンなど四季それぞれの農作物18種の名称が書かれた竹筒で粥をすくい、欠けていない米粒を数えて下1桁の数字を取り、「ダイコン六分」「オオムギ三分」などと出来具合を読み上げていった。

目黒仁宮司によると、今年は一年全体の気候を占う基準とされるコメ3種が六~七分と安定しており、「全般として天候はおおむね順調」という。一方で冬から夏前にかけて育つムギ、秋に収穫されるイモやソバの数値が低く、「春先の低温、夏の日照りや大雨には注意が必要」と予想した。

18種の数値や解説が記された「筒粥表」約2万部は大山講信徒や農家などに配布されるという。

小田原市の無形民俗文化財で、800年以上続くといわれる新年の神事「奉射(ぶしゃ)祭」が7日、同市小船の白髭(しらひげ)神社(中村瑛(あきお)宮司)で行われた。

狩衣姿の2人の射手が境内の竹で作った矢を、約10メートル先にある的に向けて放ち、当たった数から今年の豊凶を占った。直径約2メートルの的は渦巻き状に16周の線が描かれた珍しいもので、矢が当たるたびに約150人の観衆から拍手が上がっていた。

7本すべての矢が射られると、子どもたちが一斉に的に走り込み、一年間幸運に恵まれるとされるツバキの枝で作った鳥形を奪い合った。

2本が命中する結果を受けて、中村宮司は「今年は小吉。徐々に上向くのでは」と話していた。

【神奈川新聞】


射手が放つ矢の的中数で今年の豊凶を占った奉射祭=小田原市小船の白髭神社
射手が放つ矢の的中数で今年の豊凶を占った奉射祭=小田原市小船の白髭神社

シェアする