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福田市長に聞く 15年川崎市政 独自色の芽育てる2年目

政治行政 神奈川新聞  2015年01月06日 03:00

新年度に向けた抱負を語る福田市長=川崎市役所
新年度に向けた抱負を語る福田市長=川崎市役所

川崎市の福田紀彦市長は神奈川新聞社のインタビューに応じ、市長就任2年目で初の本格編成となる2015年度予算案について、「1年目は種をまいた。2年目は芽を育てることになる」などと述べ、福田カラーの鮮明化に務める考えを示した。「地域の寺子屋」など昨年からモデル的に始めた事業の拡大を図るとともに、公約で掲げた小児医療費助成対象拡充についても「何とか頑張りたい」と強い意欲を示した。

-新年度はどんな市政運営を心がけたいか。

「就任1年目は、週2回は外に出て現場を自分の目で見てきた。今年も現場主義を貫く。外を歩き感じたものが、たくさんある。これをいかに施策に生かせるか。頑張りたい」

-新年度予算は初めての本格的な予算編成となる。

「財政的に非常に厳しい見通しだ。多くのものを新規にはできない。知恵と工夫でやっていく」

「1年目は種をまいた。2年目は大きく踏み出すために、芽を育てることになる。例えば『習熟度別クラス』のモデル事業は新年度も継続するが、結果が出るのは少し時間がかかる。実際に花開くのは来年、再来年だろう。中学校給食も1年目に種をまき、今年は芽を育て、再来年(実施する17年2月)に花が咲く」

-特に力を入れたい施策はあるか。

「『地域の寺子屋』事業は、地域ごとに合った団体やグループがモデル事業を実施している。これを広げていきたい。ただ学習支援に力を入れたいのか、地域間交流に力を入れたいのかそれぞれの地域で違う。行政は枠組みはつくるが、いかに地域からボトムアップでやれるかが重要だ」

-公約で手つかずの小児医療費助成の対象拡充は新年度から実施するのか。

「財政が厳しい中で、今年は何とか頑張りたいという思いは強い。単発で終わらせられない事業。財源を確保するため、いろいろな見直しをやっている」

-「ものづくりナノ医療イノベーションセンター」が春に運営開始する。殿町3丁目地区(キングスカイフロント)への期待は。

「昨年5月以降、今までとは違うレベルで、さまざまな動きが加速してきた。いい形になってきている。羽田連絡道路、国家戦略特区指定など一気に来ている。3本の矢のように重なりあって、すごい力強さをみせている。いいタイミングで成長産業を川崎から発信できるのではないか」

-水素エネルギーへの取り組みも進んでいる。

「川崎市は企業とコラボレートしていくところが強み。川崎でやりたいという人がたくさんおり、いろんな提案を受けている」

-どう財源を生み出すか。行財政改革も重要だ。

「前市長時代に結構(事業やサービスを)切ってきたが、それでも行政サービスのあり方を考えたときに、おかしいという事業はまだある。住民理解のないところに行革なしだ。コストの見える化など丁寧に説明しながら住民と考える。何をカットするかというより、行政のやることなのかと住民の合意の上でやらないといけない」

「例えば区役所では窓口業務より、地域包括ケアのようなコーディネートしていく機能が重要になる。それを充実させると区役所のあり方、人材、金の出し方が変わる。行政の質的な転換を図っていかないといけない」

【神奈川新聞】


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