1. ホーム
  2. 政治行政
  3. 林市長に聞く 15年横浜市政 国際企業の誘致に注力

林市長に聞く 15年横浜市政 国際企業の誘致に注力

政治行政 神奈川新聞  2015年01月05日 11:52

インタビューに答える林市長=横浜市役所
インタビューに答える林市長=横浜市役所

横浜市の林文子市長は年頭に当たり、神奈川新聞社のインタビューに応じ、本年度で終了する企業立地促進条例について「これまでの実績を踏まえ、適用期間を延長する」と述べ、観光MICE(マイス=国際会議、展示会などの総称)施設も支援対象とする考えを示した。また、神奈川東部方面線の整備に関して「新綱島駅周辺の核となるような市民利用施設の検討を進める」と戦略的な街づくりに意欲をみせた。

-外資系を含め、企業誘致の今後のあり方は。

「私も外資系に勤めていたのでよく分かるが、一番心配するのは子どもの教育。横浜の場合は外国人向けのスクールが整っている。また、国家戦略特区の指定を受けており、容積率の緩和もじきに正式に決定される。そういう点も有利に働く。横浜駅周辺は地代も高いし、狭いエリアだが、規制緩和を生かしグローバル企業の誘致はもっと強く打ち出していく」

-米アップル社がみなとみらい21(MM21)地区に研究開発拠点を設ける。

「これまでの横浜市のいろいろな取り組みの総合評価だと思う。環境未来都市という取り組みも世界的に周知されるようになった。リー・クアンユー世界都市賞の特別賞を受賞したこともあり、評価してもらっている」

-企業立地促進条例は本年度で終了となるが、今後の方向性は。

「実績を踏まえ、適用期間を延長して、支援対象や助成率の見直しを行っていく。観光MICEの施設を支援の対象にする。テナント誘致の受け皿確保のため、賃貸ビル建設への支援を再導入する方針だ」

-昨年、9年ぶりに横浜港港湾計画が改訂された。横浜港の将来像は。

「国際競争力を高めるため、南本牧ふ頭などで総合物流拠点を整備しようとしている。内港地区では、すごく楽しい企画だが、水陸両用バス、水上交通を充実させたい。親水性を高める、楽しんでもらえる施設を展開したい」

-神奈川東部方面線の整備に伴う沿線の街づくりは。

「相鉄・東急直通線で設けられる新綱島駅の周辺地区では、市で初めて区画整理事業と再開発事業の一体的な施行を活用した街づくりがスタートする。新駅周辺の核となるような市民が利用できる施設の検討を進めていく。駅を拠点とした戦略的な街づくりを進めていく。新駅の計画を契機に、(近くの東急東横線)綱島駅前広場や自転車駐車場を整備する」

◆神奈川東部方面線 相鉄本線の西谷駅(横浜市保土ケ谷区)から羽沢駅(仮称、神奈川区)までを新線「相鉄・JR直通線」で結び、羽沢駅からは相鉄線とJR線が相互直通運転を行う。同線は2018年度内の運行開始を目指す。さらに、羽沢駅から東急東横線日吉駅を新線「相鉄・東急直通線」で結び、途中に新横浜(仮称、港北区)、新綱島駅(同)を設け、相鉄線と東急線が相互直通運転を行う。同線は19年4月の開業を予定している。

【神奈川新聞】


シェアする