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【照明灯】百人一首で振り返る2014年

社会 神奈川新聞  2014年12月27日 09:26

年の瀬に百人一首歌合わせ。題材選びに苦労したのは暗い世相のせいでしょうか。ご高覧を

▼中国船による希少なサンゴの密漁が横行した。〈わたの原八十島かけて漕(こ)ぎ出でぬと人には告げよ海人(あま)の釣船〉(参議篁(たかむら))〈小笠原諸島かけて漕ぎ出でぬと人には告げず密漁の船〉(サンゴ高値だ)

▼国際自然保護連合(IUCN)がニホンウナギを絶滅危惧種に指定。美味が遠くなる。〈滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ〉(大納言公任)〈かば焼きは絶えて久しくなりぬれどよだれ流れてなほ食べたけれ〉(大納言あんこ)

▼安倍首相の経済政策の先行きはどうなるか。〈大江山いく野の道の遠ければまだふみも見ず天の橋立〉(小式部内侍)〈脱デフレいく『この道』の遠ければまだ恵み見ずアベノミクスの〉(中小企業社員)。ノーベル賞に光り輝く。〈ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ〉(紀友則)〈青色の輝きのどけきLED心静める光散るらむ〉(3賢人)

▼横浜・野毛山動物園で世界最高齢ラクダ「ツガル」大往生。〈天つ風雲の通い路吹きとぢよ乙女の姿しばしとどめむ〉(僧正遍昭)〈ありがとう野毛の通い路ファンの列ツガルの遺影しばしとどめむ〉(癒やされ僧)

【神奈川新聞】


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