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女子高生アイドル「フレア」 制服で踊って地域貢献

社会 神奈川新聞  2014年12月27日 03:00

10月の相模原市安全・安心まちづくり市民大会でパフォーマンスを披露するフレア=あじさい会館(上鶴間高校提供)
10月の相模原市安全・安心まちづくり市民大会でパフォーマンスを披露するフレア=あじさい会館(上鶴間高校提供)

自転車事故、振り込め詐欺、いじめ問題-。社会問題を歌にして、地域のイベントで披露する女子高校生の活動が話題を呼んでいる。県立上鶴間高校(相模原市南区)の地域貢献型アイドル「フレア」。紺色の同校制服に身を包み、歌って踊って地域と触れ合う。

「フレア」は同校女子生徒で構成される4人グループ。地域の防犯イベントや祭りなどに出演し、歌と踊りを披露するボランティア活動をしている。

振り込め詐欺被害防止を呼び掛ける「だまされないで」や、いじめ問題をテーマにした「あなたの味方」など、メンバーが作詞、同校OBらが作曲したオリジナル曲も持つ。

フレアが誕生したのは、2012年。同校創立35周年を記念して、当時の生徒会長が「校内でアイドルをつくろう」と発案した。AKB48をはじめ、各地のご当地アイドルなど、アイドルが全盛期を迎えていた。パフォーマーを募って、女子生徒4人が同年の文化祭で歌と踊りを披露した。だが「学校内にアイドルはふさわしくない」「生徒を商品にするのか」。校内で批判を受け、活動はいったん中止に。

しかし、活動を知った自治体や県警から、イベントに呼ばれるようになり、防犯オリジナル曲も生まれた。その功績が評価され、13年度の「県立学校の児童・生徒表彰」を県教育委員会から受賞した。

現在のメンバーは3代目。週1回、2~3時間ほど歌と踊りの練習をする。同校の音楽科教諭が歌唱指導をして、ダンスの得意なメンバーが踊りを教える。

「活動が忙しくて、アルバイトできない」「自分のことをアイドルと呼ぶのは恥ずかしい」。メンバーは苦笑いするが、「本番は楽しい」と口をそろえる。

リーダーで2年の女子生徒(16)は、「活動を始めた頃は緊張したけれど、今ではアドリブもできるようになった」と笑顔で話す。終演後、観客から写真撮影を頼まれることもあり、地域との交流も生まれている。

【神奈川新聞】


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