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文化庁芸術祭大賞に横浜能楽堂 「琉球舞踊で最高評価」 公立施設は関東初

カルチャー 神奈川新聞  2014年12月26日 03:00

文化庁芸術祭大賞を受賞した「琉球舞踊 古典女七踊」。柳の枝を手に、古典女七踊の一つ「柳」を踊る人間国宝の宮城能鳳さん(提供・横浜能楽堂、撮影・神田佳明)
文化庁芸術祭大賞を受賞した「琉球舞踊 古典女七踊」。柳の枝を手に、古典女七踊の一つ「柳」を踊る人間国宝の宮城能鳳さん(提供・横浜能楽堂、撮影・神田佳明)

優れた芸術公演に贈られる文化庁芸術祭大賞に、横浜能楽堂(横浜市西区)が11月に開催した企画公演「琉球舞踊 古典女七踊」が選ばれた。公立施設の受賞は関東初であり、琉球舞踊の公演が同賞を受賞するのは初めてとなる。

受賞作品は、琉球王国の氏族社会で育まれた「古典舞踊」の中核を担う「女(おんな)踊(おどり)」を取り上げ、最高峰とされる7曲を演じる「女七踊」を、舞踊家7人がそれぞれ披露、好評を博した。同能楽堂は、横浜に多くの沖縄出身者が暮らしていることに着目し、1998年から沖縄の古典芸能公演を毎年制作しており、その一環。

受賞を受けて、中村雅之館長は「これまで地域の文化や特性を生かした公演を創造してきた。その点を含めて、企画の芸術性を高く評価いただいたことに喜んでいる」と思いを語った。また受賞作品に出演した人間国宝の宮城能鳳さんは「いろいろな舞踊がある中で、琉球芸能で最高の評価を受けたことはとてもうれしい。横浜能楽堂が生み出す斬新な企画にはいつも感心している。吉報はその活動が結実したもの。共に喜びを分かち合いたい」と話している。

表彰式は来年2月9日に都内で行われる予定。

同能楽堂は96年に横浜市立の専門施設として開館。以来、古典芸能の「普及」と新たな「芸術創造」を2本柱に、能、狂言などの伝統芸能から、コンテンポラリーダンスなどの海外とのコラボレーション公演まで、多彩な企画を生み出してきた。

【神奈川新聞】


横浜能楽堂の本舞台
横浜能楽堂の本舞台

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