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2014神奈川J1検証:川崎<下>相乗効果に手応え

スポーツ 神奈川新聞  2014年12月11日 11:00

今季躍進した川崎・小林=11月2日清水戦、等々力(共同)
今季躍進した川崎・小林=11月2日清水戦、等々力(共同)

またもタイトルに届かなかった今季だが、生え抜きの成長という光も見えたシーズンだった。

ひときわ輝いたのはFW小林だ。リーグ開幕戦のゴールを皮切りに、自己最多タイの12得点をマーク。左足でのシュート練習にも意欲的に取り組み、シュートパターンは多彩になった。

12得点のうち右足で5点、左足で4点、ヘディングからは3点。前線でコンビを組むエースFW大久保も「裏への抜け出しは抜群。ヘディングも強いし、足も速い」と信頼を置くほどだ。

10月のジャマイカ戦で代表デビュー。続くブラジル戦にも出場し、世界との差を肌で感じたのも大きい。「個で打開する部分とか、全てでレベルアップしないと通用しない。そう感じられただけでもいい経験だった」。27歳はさらなる飛躍を誓っている。

21歳のMF大島はチームのかじ取り役として、開幕戦からボランチに定着。自己最多の28試合に出場した。9月の仁川アジア大会ではリオデジャネイロ五輪世代のU-21代表の主将としてチームを引っ張った。

大久保やレナトら、リーグ屈指とも呼べる攻撃陣からの要求に応えるうちに、機を見た縦パスや攻撃参加の意識も向上している。「(大島)僚太は(大久保)嘉人が育ててくれてるし、僚太はそれに向かって行く。嘉人も止められないようなパスを出すようになった」と風間監督。指揮官は若手とベテランの相乗効果に手応えをつかむ。

筑波大時代に風間監督の薫陶を受けたDF谷口は、第4節のFC東京戦から左サイドバックの定位置をつかみ、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の中断期間明けからはセンターバックとしてチームの最終ラインを統率した。

とはいえ、生え抜き、若手に成長は見られたものの、本当の輝きはタイトルを奪ってこそ得られる。「目標は達成できなかったが、全ての大会でトップを取れると確信して戦えた一年。はっきりとスタイルはできた」。そう今シーズンを総括した風間監督は新たに2年契約を結んだ。

風間体制が4年目を迎える来季。指揮官がこだわる「どう勝つか」の「どう」の部分の方法論だけではなく、「勝つ」という結果が求められるシーズンになる。

【神奈川新聞】


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