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【照明灯】女性の活躍

カルチャー 神奈川新聞  2014年11月25日 10:01

衆院解散の陰で臨時国会の目玉だった女性活躍推進法案が廃案の憂き目を見た。大企業に女性登用の数値目標設定と公表を義務づけることが柱だった。期待していた人から惜しむ声が上がっている▼自宅で料理を「ほとんどしない」「全くしたことがない」男性(夫)は、合わせて38%にも上る。象印マホービンが首都圏の既婚男女を対象に行った意識調査から実態が浮かび上がった▼データを読みながら社の同僚と話が弾んだ。仕事の傍ら大学で学ぶ妻を支えるために平日はほぼ毎日、夕食を調理しているという。会社帰りにスーパーに立ち寄るが、生鮮品の値引きシールが貼られる時間帯も頭に入っているそうだ▼調査では、時間に余裕があれば夫が挑戦してみたいと思う料理には本格的シチュー、ブイヤベース、豚の角煮などが並ぶ。だが、得意な料理はカレー、野菜炒め、チャーハンの順というのが現実だ。男の料理のメニューが増えるのにもワーク・ライフ・バランス推進が必要だ▼安倍政権は「2020年に指導的地位に占める女性の割合を30%に」と旗を振るが、日本社会に根付いた意識を改革するには時間を要する。「もともと性別による役割分担意識はない」。くだんの同僚の言葉に感じ入ることしきりである。

【神奈川新聞】


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