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川崎駅地下街「アゼリア」  防災力強化へ

経済 神奈川新聞  2014年11月20日 03:00

東日本大震災の発生後、大勢の帰宅困難者を受け入れたJR川崎駅東口の地下街「川崎アゼリア」(市危機管理室提供)
東日本大震災の発生後、大勢の帰宅困難者を受け入れたJR川崎駅東口の地下街「川崎アゼリア」(市危機管理室提供)

JR川崎駅東口の地下商店街「川崎アゼリア」(約150店舗)が来春実施する大規模改修に合わせ、川崎市は地下街全体の防災力強化に向けた支援に乗り出す。国の補助制度を活用し、本年度から2年間で天井の補強工事や災害情報発信用の映像表示装置を整備。首都直下型地震などの大規模災害を想定し、帰宅困難者の受け入れ態勢も整える。

1986年開業の同地下街は同駅東口に広がる商業エリアの玄関口で、1日約40万人が行き交う公共地下歩道でもある。延べ床面積は約5万7千平方メートル。全国の地下街で3番目の広さといい、2011年の東日本大震災では帰宅困難者約3千人を受け入れるなど、防災面で期待される役割も大きい。

同地下街の管理会社「川崎アゼリア」は今年6月、築28年で初の大規模リニューアルを行うと発表。15年2月から16年3月をめどに段階的に改修工事を行う。市はこれに合わせ、国土交通省の「地下街防災推進事業」を活用、管理会社と共同で対策を施す。

市市街地整備推進課によると、本年度中に天井の崩落防止に向けた安全点検を実施。地下街内の避難シミュレーションをまとめ、誘導用の案内板や複数の映像表示装置の整備を盛り込んだ推進計画を策定する。国交省の同意を経て、15年度に補修工事などを行う意向だ。

管理会社は、「市と協力し、災害時に帰宅困難者へ緊急情報を発信するなど、一時滞在施設としての取り組みを強化していきたい」と話している。

【神奈川新聞】


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