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銀行が若年層向けに情報発信 神奈川県内

経済 神奈川新聞  2016年12月08日 02:00

県内観光地や商店街の今昔を写真で見比べることができる横浜銀の特設サイト
県内観光地や商店街の今昔を写真で見比べることができる横浜銀の特設サイト

 県内金融機関がパソコンやスマートフォンを日常的に使う若年層向けの情報発信に相次いで乗り出した。横浜銀行は県内主要観光地などの風景を見比べる特設サイトをオープンし、横浜信用金庫は無料通信アプリ「LINE@」のアカウントを開設した。学生など将来顧客へのアプローチが主な狙い。導入の背景には少子化の進行や将来的な人口減を見据え、顧客をいち早く囲い込みたいとの思いがある。

 横浜銀のホームページ内に今月オープンした特設サイト「はまぎん今昔写真」は、観光地や商店街など同一地点の写真画面をスライドさせると、現在と昔の様子の違いが一目瞭然。山下公園や川崎大師の仲見世通りなど、まず10地点を掲載し、昔の写真は横浜市史資料室や川崎市市民ミュージアムの所蔵資料を利用している。

 さらに、家庭などで保管されている50年前程度の写真を掲載用に広く募っており、将来的に写真撮影会などの企画にも意欲をみせている。「サイトを見て楽しんでもらい、写真提供を通じて、新たな顧客になり得る人たちとつながりを持ちたい」と担当者は話す。

 「各種キャンペーンやイベントの情報がメッセージとして直接届けられるのが魅力」と話すのは、県内の信金で初めてLINEでの発信を開始した横浜信用金庫の担当者。今月1日の開設後、すでに500人以上が登録しており、今後週1回ペースで更新していくという。

 高齢客が多く占める信金は、若年層の認知度向上が課題。同サービスを採用した理由について、「40代以下の利用者が多いことに加え、家族間の連絡ツールとして日常的に使われている点に着目した」と説明する。20~30代の若手職員が柔らかいタッチで発信していくという。

 両機関とも口をそろえるのは「現在取引のない人たちと接点を持ち、存在感を高めたい」。気軽に楽しめるコンテンツの提供を通じて、若年層の利用開拓を継続的に進めていく考えだ。


横浜信金が開設したLINE@のメッセージ画面
横浜信金が開設したLINE@のメッセージ画面

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