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救急車要請の参考に 病気やけが緊急性を判定 横浜市消防局サイト

社会 神奈川新聞  2014年11月17日 10:30

12月15日から運用を始める「横浜市救急受診ガイド」の診断結果のイメージ
12月15日から運用を始める「横浜市救急受診ガイド」の診断結果のイメージ

横浜市消防局が12月15日から、病気やけがの緊急性を判定するインターネットサイト「市救急受診ガイド」の運用を開始する。救急車を要請するかどうか迷った際の参考にしてもらうのが狙いで、県内初の取り組み。同局救急課は「ガイドで緊急性が高いと判定された場合は、ためらわずに救急車を要請してほしい。少しでも救命率を上げていきたい」と話している。

同課によると、ガイドは国のマニュアルに基づいて作成しており、他自治体では東京都や和歌山県田辺市で開設している。

横浜市のガイドはパソコンやスマートフォンで、同局ホームページから見ることが可能で、病状一覧から「呼吸が苦しい」「胸の痛みがある」などを選択していくと「119番・救急車を呼びましょう」「今すぐに病院で受診しましょう」などの判定結果が出る仕組みになっている。

横浜市の2013年の119番通報は26万6068件、救急要請は17万6720件で年々増加しているが、救急要請の約6割は結果的に入院が必要ない軽症の患者という。

また、通報者自身が救急車を要請するかどうか決めかねている場合は、通報者の承諾を得た上で民間委託している救急相談サービスに電話を転送し、医療従事者が処置などについてアドバイスしている。13年に転送した836件では、あらためて救急車を要請したのは約1割の86件だったという。

市では、119番の電話回線を最大で34本確保。救急車64台が稼働している。電話回線が全てふさがる事態は東日本大震災などの大規模災害時以外はないが、救急車は熱中症やインフルエンザの多い時期には予備の救急車(計21台)を投入することも珍しくない。

同局は、ガイドを活用して市民が自ら緊急度を判断することで、限られた救急車が有効に使われる効果も期待できるとしている。

【神奈川新聞】


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