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「タイトル争い絡めず 結果の責任負う」 樋口監督退任へ

スポーツ 神奈川新聞  2014年11月16日 03:00

今季限りでの退任が決まり、練習後、記者の質問に応じる横浜M・樋口監督=横浜市西区のマリノスタウン
今季限りでの退任が決まり、練習後、記者の質問に応じる横浜M・樋口監督=横浜市西区のマリノスタウン

J1横浜Mは15日、樋口靖洋監督(53)が今季限りで退任すると発表した。後任は未定。樋口監督は「このクラブは常に優勝争いをしないといけない。それが監督をやる者の使命。タイトル争いに絡めず、非常に悔しいが、監督として結果の責任を負わないといけない」と語った。

樋口監督は2012年にヘッドコーチから就任し、1年目は4位。昨季は2位で9年ぶりにアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得し、9シーズンぶりのタイトルとなる天皇杯全日本選手権を制した。

今季はACLとリーグ戦の過密日程の影響や決定力のあるストライカーの不在などで、ここまで12勝8分け11敗。3試合を残して、10位と低迷している。また天皇杯は3回戦、ヤマザキナビスコ・カップは準々決勝で敗退した。

嘉悦朗社長は「ヘッドコーチ時代を含めた5年間でスタイルを構築してくれた」と評価しつつ、「さらに(クラブを)飛躍させるために、新しい風や視点が必要」と退任の理由を説明した。

■ 後任、英国の資本提携先から調査 ■

常に優勝争いを課せられた名門クラブを率いる者の宿命だろう。日産自動車時代から後進の指導に尽力した、クラブにとって「身内」とも言える樋口監督が退任。横浜Mは「新しい血」を求めることを決断した。

結果が全てだった。

昨季逃したリーグ制覇の奪還が至上命令だった就任3年目の今季。しかし、9季ぶりに出場したアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)との過密日程などに苦しんだ。ACLではJリーグ勢で唯一決勝トーナメント進出を逃すと、主戦場のリーグでも低迷した。

就任1年目から「攻守にイニシアチブを握るサッカー」を貫き、スタイルを浸透させた功績はもちろん大きい。だが、得点力不足の課題は一向に改善しなかった。総得点数33はリーグ13位。コーチだった木村和司前監督時代から組んでいた練習メニューはほぼ変わらなかったという。

「週明けから試合までほとんど同じ流れ」。ベテランから若手まで同じ苦言を呈すなどマンネリ化は否めなかった。

ただ、フロントの責任も重い。昨季16得点のFWマルキーニョスが神戸に移籍した穴を補強で埋めきれなかった。嘉悦社長は「来季に向けて、抜かりのない体制づくりをしていく」という。

後任には現在のスタイルを継承した上で、攻撃面を構築できる外国人を含めた人材に的を絞っているという。5月に資本提携した、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーなどを保有するシティー・フットボール・グループ(CFG、本社英国)から情報収集している。

【神奈川新聞】


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