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原子力空母の危険性訴え 風船飛ばし再び 23日に市民グループ

社会 神奈川新聞  2014年11月14日 03:00

プロジェクトに向け準備を進めるメンバーら
プロジェクトに向け準備を進めるメンバーら

子どもを持つ母親らでつくる市民グループ「いらない!原子力空母」は23日、横須賀市内で風船を飛ばして放射性物質の拡散状況を調べるプロジェクトを実施する。「実際に遠くまで届けば意識も違ってくるはず」と、原子炉を搭載する空母の危険性を訴える。

4月に続き2回目。前回は風船を拾った人に連絡を呼び掛けるカードが付けられ、3件の電子メールが届いた。遠くは60キロ離れた千葉県勝浦市まで到達した。

今回は風船の数を前回の2千個から5千個に増加。実行委員長の原紗希子さん(30)は「季節によって風向きも違う。風船の数が増えれば届く場所も増える」と話す。風船は土に返る天然素材で、環境にも配慮している。

来年秋に米海軍横須賀基地に配備されている空母が交代する見通しだが、メンバーは国の原子力災害対策へ強い懸念を示す。内閣府の原子力艦災害対策マニュアルでは毎時100マイクロシーベルトを感知した際、半径3キロ圏内で屋内退避と規定。一方、原発事故後に原子力規制委員会がつくった新指針では毎時5マイクロシーベルトを計測した場合、原発から半径5キロ圏内で避難と定めるなど、基準に食い違いが生じている。

原さんは「基準が違うなら被害も想定しづらく、避難計画が立てられないはず。米側からの情報も少なすぎる。やっぱり空母は置けない」と指摘。メンバーも「子育て世代に住んでもらうため安全な横須賀にしたいなら、空母の存在は矛盾している」と強調した。

当日は子連れの母親らが空母配備への反対を訴え、午後1時半に市役所前公園を出発、ヴェルニー公園まで行進する。同3時ごろ、同公園で風船を飛ばす予定だ。

【神奈川新聞】


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