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藤田観光 五輪視野に箱根小涌園を再開発 17年春めどに開業

経済 神奈川新聞  2014年11月12日 10:57

箱根小涌園に建設する宿泊施設のイメージ(藤田観光提供)
箱根小涌園に建設する宿泊施設のイメージ(藤田観光提供)

藤田観光(東京都文京区)が、箱根小涌園(箱根町二ノ平)の再開発に着手する。既存の宿泊施設「箱根小涌園ユネッサンイン」を解体、2017年春開業をめどに新たな宿泊施設を建設する。同社はこれまで箱根で安定した収益を確保してきたが、20年の東京五輪開催に伴い、外国人旅行者の増加が見込まれる中、恵まれた立地を最大限に活用。新たな旗艦施設と位置づけ、箱根での基盤をより強固なものとする方針だ。

同社の箱根エリアでのリゾート事業の歴史は長く、1948年にさかのぼる。その後は「箱根ホテル小涌園」「箱根小涌園ユネッサン」を軸に、事業を展開してきた。

今月中に解体工事に入るのは「箱根小涌園ユネッサンイン」と、隣接する「渓谷エリア(通称・湯~とぴあ)」。旅行やレジャーの形態が多様化する現状を踏まえ、国内外の顧客一人一人のニーズに合わせたサービスが必要と判断した。

新施設の敷地面積は約4万2千平方メートル。客室150室を備えた地下1階、地上9階建てとする。延べ床面積は約1万5800平方メートルで、地上4階建てだったユネッサンインと比べ、3倍以上の広さとなる。

和洋の全客室に露天風呂を備えるとともに、異なる眺望が楽しめる大浴場2カ所、回遊式庭園、和のおもてなしと食事を提供するレストランなどを設置する。

総事業費は非公表。今回の決定に伴い、14年12月期第3四半期に減損損失10億5700万円を特別損失として計上。また、同第4四半期には解体費用約4億円を特別損失として計上する予定という。

担当者は「箱根は、業績を支える重要なエリアであり、今後も収益が期待できる。一帯の魅力をさらに高めるため、今後も再開発を検討していく」と話している。

【神奈川新聞】


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