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町の安全見守って 有志6人鎮座発起 山北駅前に観音菩薩

カルチャー 神奈川新聞  2014年11月03日 03:00

開帳されたの観音堂に立つ観音菩薩像=JR山北駅前商店街
開帳されたの観音堂に立つ観音菩薩像=JR山北駅前商店街

「やまきた駅前見守り観音菩薩」が、山北町山北のJR御殿場線山北駅前の商店街の一角に完成した観音堂でお披露目された。「町のにぎわいやハイカーらの安全を見守って」との地元商業者らの願いがこもる。

間口約3・6メートルの観音堂は、山北駅前大通りの入り口にある。設置された観音菩薩像は像高約150センチ、細身で穏やかな表情で、蓮台の上に立つ。足元の眠り猫の姿が愛らしい。

かつて駅前商店街にあったアーチが撤去され、「何か代わりになるシンボルを」と精肉店経営の瀬戸義信さん(49)ら有志6人が観音菩薩像の鎮座を発起し、同商店街に工房を構えるNPO法人「ウッドボイス」でチェーンソー・アートを行う彫刻家の蘭二朗さん(39)に制作を依頼した。

快諾した蘭さんは、6月に同駅横で開かれた「やまきた夕市」会場で観音菩薩像に着手。約4カ月かけて完成させた。今月24日に開眼供養を行い、有志によって空き店舗を改装して完成させた観音堂で25日に開帳された。

蘭さんは「一木造りで木目に逆らわず、鑿を使って衣のひだや顔の表情を彫るのに苦心した」と語る。

近くで化粧品店を営む大館昌之さん(78)は「空き店舗が観音堂に代わり明るくなった。商店街の活性化を見守って」とにこやかな表情だった。

町は「駅周辺魅力づくり」の一環として、2006年から朝市、11年からは夕市も開いている。

【神奈川新聞】


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