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スケッチ彩る今昔 40年前、写真と比較相模原

経済 神奈川新聞  2016年12月06日 10:52

相模原の今昔を見ることができる「伝説のカーデザイナー富谷龍一風景スケッチ展」
相模原の今昔を見ることができる「伝説のカーデザイナー富谷龍一風景スケッチ展」

 ダットサンなどの車体デザインを手掛けたカーデザイナーの草分け、故・富谷(とみや)龍一さんが40年ほど前の相模原を描いた風景スケッチが相模原市民ギャラリー(相模原市中央区)で展示されている。スケッチ場所の現在の写真パネルも並び、大きく変貌を遂げたJR相模線上溝駅など、相模原の今昔を知ることができる。

 富谷龍一さん(1908~97年)は自動車製造(現在の日産自動車)や富士自動車を経て、58年に市内に本社と工場があるセントラル自動車に入社。市内に移り住んで、その後、研究所を設立した。

 工業デザイナーだけではなく、発明家、画家など多彩な顔を持ち、市内で絵画教室も開いていた。展示された16点は、74~75年の作で、沈殿地、相模川、当麻山無量光寺など、市内各地の風景が色鉛筆と水彩で描かれている。

 学芸員の柳川雅史さんが市内を歩いて絵を描いた場所を特定し、撮影した写真に添えて解説を書いた。例えば、同市慰霊塔は周辺が整備され、木々が成長した様子がよく分かる。

 作品は昨年夏、富谷さんと交流のあった夫の遺品から見つけたと、市民から市に寄贈の申し入れがあった。

 会場には富谷さんが創作し「学研のメカモ」の名で一世を風(ふう)靡(び)した機械生物「メカニマル」も展示、来場者の目を引いている。

 同展はミニ展示コーナー「アートスポット」で、1月15日まで。12月29日~1月3日と水曜は休館。入場無料。問い合わせは、同ギャラリー電話042(776)1262。


展示されているメカニマル
展示されているメカニマル

富谷龍一さん
富谷龍一さん

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