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3Dプリンターで銃製造 懲役2年の実刑判決

社会 神奈川新聞  2014年10月21日 03:00

3Dプリンターで拳銃を製造したとして、武器等製造法違反(無許可製造)と銃刀法違反(所持)の罪に問われた川崎市高津区、無職男(28)の判決公判が20日、横浜地裁であり、伊名波宏仁裁判長は、懲役2年(求刑懲役3年6月)の実刑判決を言い渡した。被告側は控訴する方針。

伊名波裁判長は、犯行動機について「米国で3Dプリンターで拳銃の部品が製造されたことを知り、自らの知識や技能を誇示し銃規制を形骸化しようとした」と認定。その上で、3Dプリンターを使えば簡単に拳銃を製造できると実証した点や、製造過程をインターネットで公開した点に言及し、「極めて模倣性の高い悪質な行為で、刑事責任は重い」と非難した。

被告側は、違法性の認識はなかったと主張していたが、同裁判長は「製造した銃は簡単な作業で弾丸を発射でき、法律で規制された拳銃に当たる。被告の知識などからも、製造の違法性を認識していた」として退けた。

一方、無許可製造の下限は懲役3年だが、起訴内容を認めていたことなどを挙げて酌量減軽した。

閉廷後、執行猶予付き判決を求めていた弁護人は「厳しい判決。裁判所は模倣性の高さを重くみて、一罰百戒という姿勢で実刑を選択したのだと思う」と話した。

判決によると、被告は昨年9月から同12月にかけて、川崎市高津区の自宅で3Dプリンターを使って樹脂製拳銃2丁を製造するなどした。

【神奈川新聞】


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