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防災訓練にアマ無線 鎌倉・大町自治連合会で避難状況など確認

社会 神奈川新聞  2014年10月20日 03:00

アマチュア無線を活用して通信を試みた大町自治連合会の防災訓練=妙本寺
アマチュア無線を活用して通信を試みた大町自治連合会の防災訓練=妙本寺

アマチュア無線を活用した防災避難訓練が19日、鎌倉市大町1丁目の妙本寺などで行われた。大町自治連合会の取り組みで、災害発生時につながりにくくなる電話やメールの代替通信手段として定着させようと、今回初めて実施した。

同連合会は、JR鎌倉駅南東の9自治会約2400世帯が加入。材木座海岸や山地にほど近く、市の津波、土砂災害のハザードマップでも対象地域とされている。

避難訓練は午前10時のサイレンを合図に、自治会ごとに5カ所の避難場所へ集合。このうち妙本寺と大町ふれあい広場の2カ所にアマチュア無線機器が設置され、双方で避難者の人数やけが人の有無などを交信、確認し合った。

東日本大震災では、大町地区でも電話やメールでの連絡に不自由が生じた。これを受け2011年11月、「鎌倉大町非常通信アマチュア無線クラブ」を開局。現在は住民ら22人が参加する。メンバーの中山智博さん(54)は「各避難所にアマチュア無線を置ければ情報伝達に大いに役立つ」と期待。将来的には行政や遠隔地との連携を確立していきたいという。

このほか、子どもやお年寄りをリヤカーに乗せて境内奥へと続く上り斜面を移動させたり、避難者全員にペットボトルの水を配布することで人数を把握したりと、災害時さながらの訓練が行われた。

妙本寺への避難訓練に参加した主婦の河合庸子さん(76)は「震災や台風18号など怖い災害がたくさんあった。避難場所までの距離を歩いて体験でき、良かった」と話していた。

【神奈川新聞】


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