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地元の逸品広まれ 精神障害者手作り多摩川梨ジャム 南武線で菓子パン販売へ

社会 神奈川新聞  2014年10月11日 03:00

多摩川梨ジャムのデニッシュ(JR提供)
多摩川梨ジャムのデニッシュ(JR提供)

川崎の名産「多摩川梨」を使った新商品が、地域連携の成果として誕生した。精神障害者らがジャムに加工し、JR東日本が菓子パンなどにアレンジ。農業活性化と地産地消、就労機会の提供と“一石三鳥”の取り組みで、14日から南武線駅構内のカフェなどでメニューに加わる。

JRと川崎市がタッグを組み、南武線沿線地域の活性化を図ろうと地産品の活用を模索してきた。「高品質な果物として親しまれている多摩川梨はぴったりな素材」と目を付け、新商品開発に生かせそうな加工品を探していた。

そんなときに出会ったのが、5年前から多摩川梨を仕入れてジャムを作っていた精神障害者らの就労支援事業所「はっぴわーく」(多摩区登戸)。手作りジャムは「素材の味が生きていて、無添加でおいしい」と評判で、知る人ぞ知る逸品だった。

JR側からメニュー開発の打診を受けた、はっぴわーくは「ジャムのPRや働く人の工賃アップにつながる」と快諾。増産に対応するため、ジャム作りの日数を週2日から4日に増やした。

新メニューは多摩川梨のジャムを添えたトースト(税込み230円)とデニッシュ(同190円)、ジャムを生地に練り込んだパウンドケーキ(同700円)の3種類。それぞれ駅構内の「ベックスコーヒーショップ」(武蔵小杉、武蔵中原、府中本町、立川)、「ベッカーズ」(武蔵小杉、武蔵溝ノ口)、「リトルマーメイド」(武蔵新城)で販売する。

「新メニューを通じて沿線の魅力を発信したい」とJR。はっぴわーく側も「精神障害者が頑張って作っていることを知ってもらい、地域の農業の活性化につなげたい」と意気込んでいる。

商品がなくなり次第終了。問い合わせは、ジェイアール東日本フードビジネス電話03(5832)4625。

【神奈川新聞】


多摩川梨の皮をむくなどジャム作りの仕込みをする「はっぴわーく」のメンバー =多摩区登戸
多摩川梨の皮をむくなどジャム作りの仕込みをする「はっぴわーく」のメンバー =多摩区登戸

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