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惣之助しのび「闇汁会」 美食家のエピソード紹介 川崎

話題 神奈川新聞  2016年12月06日 02:00

佐藤惣之助が揮毫した看板などについて説明する小山さん(中央)ら=川崎区
佐藤惣之助が揮毫した看板などについて説明する小山さん(中央)ら=川崎区

 「人生劇場」や「大阪タイガースの歌(六甲おろし)」などの作詞で知られる詩人・作詞家佐藤惣之助(1890~1942年)をしのぶ集い「闇汁(やみじる)会」が3日夜、川崎市川崎区で開かれ、地域の文化、経済、行政関係者ら75人が名曲を合唱するなどし、地元の偉人をたたえた。川崎今昔会(斎藤文夫会長)主催で43回目。

 美食家でもあった惣之助が通った、おでんの老舗「樹(き)の枝(え)」(川崎区)女将(おかみ)の小山幸子さんと斎藤会長、市市民ミュージアムの佐藤美子学芸員が、惣之助が揮毫(きごう)した同店の看板などを紹介した。

 小山さんは「戦時中、配給になったお酒を(店主の)父が飲まなかったので、惣之助さんが飲んでいた」などと思い出話を披露。斎藤会長も「子どものころ、父に連れて行ってもらった樹の枝で、黒縁眼鏡の先生に頭をなでられたのが自慢」と話した。参加者らは、「赤城の子守唄」など惣之助の名曲を合唱した。

 集いは、惣之助が仲間と闇汁会をよく開いていたことにちなんで命名され、誕生日の12月3日に、子息の佐藤紗羅夫さんを招いて開いている。


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