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自閉症児の親に癒やしを ピアニスト小川典子さん、川崎で7日公演 当事者の書道展も

神奈川新聞  2014年10月04日 11:18

コンサートを企画した小川さん(左)と合同で書道展を開く瀬崎さん=川崎市役所
コンサートを企画した小川さん(左)と合同で書道展を開く瀬崎さん=川崎市役所

自閉症や障害のある子どもの家族を対象にしたコンサート「ジェイミーのコンサート」が7日、ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市幸区)で開かれる。国内外で活躍するピアニスト小川典子さん(52)=同市多摩区=が、かつて英国で自閉症の男児と暮らした経験から「自閉症の子どものいる家族が癒やされる場を提供したい」と企画。2004年から続け12回目で、今回初めて自閉症の書家瀬崎竜彦さん(38)=高津区=の作品展を合同開催する。

小川さんは英国と日本を拠点に世界各国で演奏活動してきた。およそ20年前、英国で下宿していた家庭で自閉症児のジェイミー君と2年間一緒に暮らしていた。会話があまりなく視線も合わせない自閉症の子どもからは反応が得にくいため、親は悩んでしまいがちというが、「ジェイミーが親をはっきりと認識していたことは(行動などで)よく分かった。親がリラックスしていないと、子どもも落ち着かない。親のためにできることは何か」と考え、コンサートを企画したという。

コンサートは、子どもたちが学校で過ごしている間に親が気兼ねなく楽しめるようにと、平日の午前11時に開演を設定。ショパンやベートーベンなど本格的な曲目を演奏する。コンサート後はジェイミー君の好物だった英国のビスケットを楽しみながら親と交流する茶話会を行う。

同時開催の書道展「心画展」は同7~12日、同ホール企画展示室で開かれる。瀬崎さんの母親の程子さん(68)によると、瀬崎さんは7歳から書道を学び、1995年から定期的に個展を開いている。瀬崎さんは自分の感情を言葉で表現することはほとんどないが、漢字の意味はよく理解して作品を制作しているという。

今回は漢字一文字の作品から幅2メートル近い大作など約60点を展示する。時間は午前10時から午後6時(最終日は午後5時半)まで。入場無料。コンサートは有料(3500円)で、チケットの問い合わせなどはアーツ・アイランド電話03(6914)0353。

【神奈川新聞】


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