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川和踏切事故1年 救助の死亡女性 両親「深まる悲しみ」

社会 神奈川新聞  2014年10月02日 11:00

献花台で手を合わせ、村田奈津恵さんの冥福を祈る父恵弘さんと母春子さん=横浜市緑区中山町の川和踏切
献花台で手を合わせ、村田奈津恵さんの冥福を祈る父恵弘さんと母春子さん=横浜市緑区中山町の川和踏切

娘は風のように逝ってしまった。時が解決してくれるかと思ったが、悲しみや無力感はむしろ深まっている-。横浜市緑区のJR横浜線川和踏切で、踏切内に横たわる男性を助けようとした村田奈津恵さん=当時(40)=が電車にはねられ死亡した事故から、1日で1年がたった。愛する娘を突然失った両親は現場を訪れて献花し、あらためて冥福を祈った。

父恵弘さん(68)と母春子さん(67)は事故が発生した午前11時半ごろ、JR東日本横浜支社が踏切脇に設置した献花台を訪れ、花束を手向けた。恵弘さんは「全国の皆さんからの温かい言葉や手紙をいただき、頑張ってこられた」と感謝。一方で「奈津恵を失ったというつらく、悲しい気持ちは変わらない」と癒えぬ胸の内を明かした。事故の再発防止に向けては「鉄道会社には踏切事故がなくなる対策を取ってほしい」と訴えた。

悪天候の中、多くの人が事故現場を訪問。踏切に入る奈津恵さんを見て非常停止ボタンを押したという同市旭区の男性(34)は「自分は非常停止ボタンを押しただけ。村田さんと比べれば何もしていない」と1年前を悔やんでいた。

献花台は9月29日から設置。当面の間、午前9時から午後6時まで献花できるという。

【神奈川新聞】


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