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東海道新幹線開通・新横浜駅開業を振り返る 将来のまちづくり議論も

社会 神奈川新聞  2014年09月28日 03:00

新横浜の50年の歴史と未来を語ったシンポジウム=横浜市港北図書館
新横浜の50年の歴史と未来を語ったシンポジウム=横浜市港北図書館

東海道新幹線開通・新横浜駅開業から10月1日で50周年を迎えるのを記念したシンポジウム「港北区のまちと新横浜駅開業50周年」が27日、横浜市港北図書館(同市港北区)で開かれた。「田んぼしかなかった」状況から横浜第2の都心にまで発展した歴史を振り返るとともに、住民の古里となるためのまちづくりを議論した。港北区が主催し、市民ら約50人が参加した。

シンポでは、記念誌「新横浜50年の軌跡」を制作している新横浜町内会の臼井義幸記念事業委員長が、収集した貴重な写真を紹介。田畑と湿地が広がっていた駅建設時の風景や工事の様子、各時代の光景などに来場者は懐かしがったり驚きの声を上げたりしていた。

臼井さんは、ひかり号の停車、市営地下鉄の開業、横浜国際総合競技場(日産スタジアム)の完成、サッカーの日韓ワールドカップの開催など、住民の願いが結実していった経緯も解説し、「今後は住民の心に残る経験ができるまち、古里にしたい」と語った。

また、JR東海新横浜駅の武田千佳駅長は「開業当初の乗降客は1日約5400人の計画だった。現在の利用客は横浜線、市営地下鉄を合わせ約20万人。東海道新幹線の駅の中で、もっとも駅周辺が発展した」と特徴を語り、安心して利用できる駅に努めるとした。

将来のまちづくりに関し、市新横浜公園管理局の中野創局長は、整備が進む新横浜公園について「湿地だった歴史、水辺の生物多様性を生かし、地域と共生した運営をしたい」と説明。また、大倉精神文化研究所の林宏美研究員は「新横浜周辺には、篠原城跡、横浜七福神の正覚院、鶴見川など、歴史を育んできたものがたくさん残っている。新しいもの、変わらないもの両方を生かし地域の価値を高めてほしい」と呼び掛けた。

【神奈川新聞】


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