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専修大学食で100円朝食 欠食改善で学習意欲アップへ

社会 神奈川新聞  2014年09月23日 03:00

100円の定食メニューを食べる学生たち。初日は配膳カウンターに長蛇の列ができた=専修大生田キャンパス
100円の定食メニューを食べる学生たち。初日は配膳カウンターに長蛇の列ができた=専修大生田キャンパス

ワンコインで朝のエネルギー充電-。生活リズムが不規則になりがちな学生の体調管理をサポートしようと、専修大は22日、学食で「100円朝食」の提供をスタートさせた。栄養バランスの取れた食事で学習意欲のアップも狙う。朝食の欠食率が高い20代の食生活改善に向け、同様の取り組みは県内外で広がっている。

厚生労働省の調査(2012年)では朝食の欠食率は20代が最も高く、男性が約30%、女性が約22%。同大でも、1時限目(午前9時~同10時半)前に貧血などで保健室を利用する学生の多くが朝食を食べていないという。学生の約4割が地方出身者で、「1人暮らしで朝食を取っているか心配」といった保護者の声も多かったため、後期期間の来年1月27日まで試験的に実施を決めた。

100円朝食は、生田キャンパス(川崎市多摩区)が100食、神田キャンパス(東京都千代田区)が50食限定で、月~金曜の午前8時半から同9時半まで在籍学生に提供する。生田のメニューは、ごはん、みそ汁、目玉焼きなど6品目の「納豆定食」や、ロールパンサンドやサラダの「洋定食」など栄養バランスを考えた4種類。本来の価格は350円で、差額は大学が負担する。

初日の22日、生田の学食では食券販売前から約50人が列をつくり、10分ほどで100食が完売した。午前9時からゼミの準備があるという経営学部4年の土佐勇介さん(21)と高久委子さん(21)は「1人暮らしで朝食は食べたり食べなかったり…。自分で作るより安いし、いろいろなメニューがあるので今後も利用したい」と話した。

100円朝食の試みは全国の大学に広がっている。県内でも慶応大日吉キャンパス(横浜市港北区)や鶴見大(同鶴見区)で実施されている。専修大・学生厚生部の安藤恒弘部長代理は「本学の学生にも朝食を食べる習慣をつけ、体調を整えて学習に励んでもらいたい」とし、好評なら来年度も継続して実施する予定という。

【神奈川新聞】


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