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中華街摩登(10)
食欲の秋は「美食節」 ハーフサイズの食べ歩きクーポン

話題 神奈川新聞  2014年09月20日 10:02

手掛けた「ハオツークーポン」でハーフサイズの水餃子などを楽しむ竹本さん(左)と陣さん=横浜市中区の大福林
手掛けた「ハオツークーポン」でハーフサイズの水餃子などを楽しむ竹本さん(左)と陣さん=横浜市中区の大福林

 食の街、横浜中華街。食欲の秋を堪能してもらおうと、2009年からこの季節に展開しているのが「美食節」だ。昨年からは新たに、各店舗の人気メニューをハーフサイズで食べられる事前購入制のクーポン「ハオツークーポン」を導入した。

 クーポンを発案したのは、ともに横浜中華街発展会協同組合の理事を務め、プライベートでも“親友”と慕い合う、状元楼マネジャーの陣恵さんと大福林の竹本理華さんの女性コンビ。「女性は一度にたくさんは食べられないが、いろんな味を少しずつ楽しみたいはず」(竹本さん)という女性目線を生かしたアイデアが好評で、ことしは参加店舗、開催期間ともに拡大して展開している。

 今回は62店舗がクーポンに参加。丸く焼き固めた中華麺の中にあんかけが入っている「梅蘭金閣」の焼きそばや、「謝甜記」のおかゆ、「興昌」の台湾ラーメンなどの看板料理から、近年人気の中華街カレーまで、幅広いメニューがエントリーした。

 昨年は1冊(6枚つづり)3500円のクーポンを1200枚販売するなど好評だったが、利用者から「1日で使い切れる額にしてほしい」との要望もあったため、今年は1冊(10枚つづり)2500円と使い切りやすい仕様に変更。期間も昨年の1カ月から今年は3カ月に長期化した。

 横浜中華街には中華料理店だけで300店舗もあることから、「どの店がおいしいのか分からない」「迷った末、結局いつも同じ店に行ってしまう」という声も多い。クーポンは「少量ずつ食べ歩きしてみて、新しい店を開拓してほしい」(陣さん)という狙いもある。

 陣さんと竹本さんも、クーポンを使って食べ歩きに出かけている。「中華街で長く商売をしていても、入ったことのない店が実は多い。私たち自身も新規開拓のよい機会になっています」

 美食節は11月30日まで。クーポンはチャイナタウン80やコンビニ店などで発売中。

中華料理店など約600店が連なる世界最大のチャイナタウン・横浜中華街。来街者のニーズを敏感に捉えながら、パワフルに変化を続ける「摩登(モダン)」な街を追う。


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