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地名が縁で今年も支援 大船渡復興へ大船で祭り

神奈川新聞  2014年09月20日 03:00

大船渡市の支援に、「大船to大船渡」祭りをPRする細島さん
大船渡市の支援に、「大船to大船渡」祭りをPRする細島さん

1字違いの地名が生んだ縁で、東日本大震災の被災地支援イベント「大船to大船渡」が27、28の両日、鎌倉市の大船地区で開かれる。2011年から毎年実施しており、今回は「岩手県復興支援産業祭り」とも銘打ち、出店する現地企業との取引の後押しも模索。住民らでつくる実行委員会は「互いの地域の活性化を目指す」と意気込んでいる。

銘菓「かもめの玉子」で有名なさいとう製菓や、日本酒の酔仙酒造、サンマやホタテを水揚げする鎌田水産など、三陸を代表する企業が初出店を予定している。

27日夕から大船観音寺の境内で慰霊祭を実施。続く28日の祭りでは、大船渡さんまバーガーやカキ小屋の焼きガキ、海産物を使った創作料理など、大船駅前の芸術館通りに二つのまちの“うまいもん”がずらり並ぶ予定だ。

11年3月、岩手県大船渡市の震災被害を知り、鎌倉市大船の住民たちは、何かできないかと考えた。駅周辺の商店会メンバーらが中心となり、第1回の祭りを同7月に開催。以降、「いっときの支援にとどまらない交流を」と毎秋、祭りを開いてきた。10年連続の開催が当面の目標という。

震災から3年半が経過し、さらなる交流も模索する。「大船渡の食材を、大船の飲食店が仕入れることはできないか」と、実行委副会長の細島洋一郎さん(39)。個人経営の飲食店が多い大船地区なら、仕入れ先の選定も小回りが利く。祭りを通して、出店企業の取り扱う品々を紹介、具体的な仕入れにつながれば-と期待する。「震災以降の大船渡での人口流出を食い止め、雇用を確保する一助になりたい。きっかけはおいしい食べ物。多くの人に訪れてほしい」

28日は大船渡で水揚げされた約2千匹の焼きサンマを無料で配るほか、大船と大船渡それぞれの地域で活動するアーティストらのコンサート、子ども向け紙芝居なども予定している。

28日にボランティア参加するサポートスタッフも募集中という。問い合わせは実行委電話080(7082)4687。

【神奈川新聞】


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