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職人の技世界発信 自作こま大会 来年2月に横浜開催

経済 神奈川新聞  2014年09月20日 03:00

「世界コマ大戦」への意気込みを語る緑川さん=横浜市金沢区
「世界コマ大戦」への意気込みを語る緑川さん=横浜市金沢区

町工場の職人たちが自作こまで競い合う「コマ大戦」の世界大会が来年2月、横浜で開催されることになった。国内大会での活躍で知名度がアップし、オリジナル製品がヒットしたり、町おこしに一役買ったりする波及効果も生まれており、世界大会に向けて職人たちへの期待が一層高まりそうだ。

コマ大戦は、2012年から横浜で全国大会が開かれている。相手を土俵外に出すか、相手より長く回るかで勝敗が決まり、勝てば相手のこまを没収し、優勝者は“技術を総取り”できるというルール。こまは直径2センチ以下であれば自由に制作でき、昨年は全国から約200社の中小製造業が参戦。「重い金属で長く回す」「軽素材で相手の回転を利用」「回ると変形する超攻撃型」など技術力を駆使した熱い戦いが話題となってきた。

職人のモチベーションを高めたい、中小製造業に若者を引き付けたい、と中小企業の盛り上がりが加熱し、全日本製造業コマ大戦協会が昨年発足。会長で、横浜市金沢区の木型製造、ミナロ社長の緑川賢司さん(47)は「最大の目的は、日本の技術力をアピールして、町工場が独自製品の販路を確立し、新たな市場を創造することだ」と力説する。

同協会では、コマ大戦で活躍したこまを販売するオンラインショップを展開しており、本業では下請けが大半という町工場が自社商品を開発・販売するノウハウを身に付け、新ビジネスに乗り出す支援をしてきた。

そうした中から、バネのブロック「SpLink(スプリンク)」(横浜市瀬谷区の五光発條)、iPhone(アイフォーン)ケース「Trick Cover(トリック・カバー)」(同市金沢区のニットー)など横浜発のヒット商品も誕生。さらに、完全地産を掲げてご当地土産を開発したスワニー(長野県伊那市)など、町おこしで地元の期待を集める事例も出てきているという=表。

「世界コマ大戦」は来年2月15日に横浜市中区の大さん橋ホールで開催され、予選を勝ち抜いた国内勢に加え、アジア諸国を中心に海外の10チーム程度が参戦する予定だ。緑川会長は「コマ大戦は出会いの場。国内と海外の中小企業がじかに触れ合うことで新たなニーズやビジネスが生まれたり、日本の製造業に元気が出てくれば」と意気込みを語る。

【神奈川新聞】


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