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特養整備が難航 藤沢スマートタウン開発も建設費高騰

社会 神奈川新聞  2014年09月18日 03:00

パナソニック工場跡地で整備の進む藤沢SST=藤沢市辻堂元町
パナソニック工場跡地で整備の進む藤沢SST=藤沢市辻堂元町

藤沢市辻堂元町のパナソニック工場跡地で進む「藤沢サスティナブル・スマートタウン(SST)」の開発で、特別養護老人ホーム(特養)の整備が難航している。選定された運営事業者が建設費の高騰を理由に急きょ撤退を決めたためだ。新たな事業者選定のため、2015年度早々を見込んでいた開設時期は最低でも1年遅れることになるという。

市によると、建設予定地は藤沢SST内にある「福祉・健康・教育地区」(約7千平方メートル)。延べ床面積約1万平方メートルの4階建て施設を建設し、入所定員100人の特養のほか、保育所やクリニックモールなども入居する複合施設とする計画だ。

昨年6月に運営法人を公募した結果、特養については新潟県長岡市の社会福祉法人を選定。審査を経て今年5月には県と市から補助金の交付決定も受け、建設業者を決めるための入札を行った。

だが、設定した予定価格14億6400万円に対し、業者の入札価格は4億円近く上回った。建設資材や人件費の高騰が理由で、法人側はこの溝は埋まらないと判断、6月の理事会で撤退する方針を急きょ決めた。

白紙に戻った運営事業者は新たに探さねばならず、選定や審査、建設業者の入札など一連の手続きをやり直す必要がある。市は「今すぐ事業者が見つかったとしても開設は1年以上遅れる」と説明。また、同居する保育所やクリニックの整備も引きずられる形で遅くなる可能性もあるという。

市はすでに予算化していた整備補助金を、9月定例会に提出した一般会計補正予算案で減額。ただ、まとまった土地の少ない市南部で特養の適地を探すのは簡単ではなく、市介護保険課は「辻堂地区には特養が一つもないので、どうしてもここには整備したい。パナソニックと協力して事業を進めていく」としている。

パナソニックによると、新たな運営法人の候補は見つかっており、現在交渉が進められている段階という。同社は「確かに遅れは避けられないが、当初のコンセプトや機能を変えることなく、今後も整備を進めていけると思っている」と見通しを語った。

【神奈川新聞】


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