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米兵・ジェレミーさん ボランティアで子どもたちと交流6年

社会 神奈川新聞  2014年09月16日 03:00

優しい語り口で幼児らと触れ合うジェレミーさん(左)=横須賀市内
優しい語り口で幼児らと触れ合うジェレミーさん(左)=横須賀市内

米海軍横須賀基地(横須賀市)で働く米兵のジェレミー・バックストンさん(35)は6年間、仕事の傍ら、子どもたちとの交流などボランティア活動を続けてきた。自らを「親善大使」と言って笑う陽気で実直な人柄で周囲に溶け込み、愛されてきた。今月中旬、惜しまれながら母国へ戻る。

現在、陸上勤務のジェレミーさんは、佐世保(長崎県佐世保市)と横須賀の両基地で通算10年にわたり日本に滞在、その間に日本人女性と結婚した。仕事以外では基地内の大学に通ったり、週末のボランティア活動に参加したり、と精力的に日々を過ごす。

市内の児童養護施設で子どもたちとバーベキューをしたり、ホームレスに食料支援をしたり、とさまざまな形で社会貢献してきた。2012年1月からは幼児ら向けの「ネーティブによる英語絵本の読み聞かせ」(主催・川名亘子さん)に参加し続けている。

新しい英単語は繰り返し丁寧に発音して聞かせた。長身で筋骨隆々の姿に「最初は子どもたちが怖がっていたが、回を重ねると近寄ってくれたのがうれしかった」と振り返る。

教え方も板につき、自らが進行役としてプログラムを進めることもあった。川名さんは「彼のようにずっと(読み聞かせ役として)来てくれる人は見たことがない。まるで幼稚園の先生みたい」と感心する。

ジャズで有名なルイジアナ州ニューオーリンズ出身。母もやはり、奉仕精神に満ちていた。おなかをすかせた近所の子どもたちにご飯を分けたり、ホームレスに食料支援を続けたり。「彼女からそういう姿勢を学んだ」という。

草の根の国際交流を進めてきた。「米国発のニュースは不幸にもネガティブなものが多い。でも、実際に会う米国人の印象は違うはず。イメージを少しでも変えてもらうためにやってきた。アンバサダー(親善大使)という言葉が好きだね。二つの文化に橋を架けたかった」

妻と一緒に業務で帰国するが、「また休暇中に日本へ戻ってくるさ」と約束した。

【神奈川新聞】


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