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横須賀で市民向け「基地内留学」開設へ 市と米大学が合意

社会 神奈川新聞  2014年09月12日 03:00

合意書を締結したUMUCのテッド・ローヤ部長(左)と吉田市長=横須賀市役所
合意書を締結したUMUCのテッド・ローヤ部長(左)と吉田市長=横須賀市役所

米海軍横須賀基地内にある米メリーランド州立大学ユニバーシティ・カレッジアジア校(UMUC)と横須賀市は11日、来春に同基地内大学が入学準備コースを開設し、市民に就学機会を提供することで合意した。国際交流を支える人材の育成が目的。吉田雄人市長は「海外に行かなくて済む。自宅からネーティブの教える大学の授業を受けられる。いわば『駅前留学ならぬ、基地内留学』だ」とメリットを強調した。

来年3月に開設されるのは、母国語が英語以外の人の英語力を強化するためのコース「ブリッジプログラム」。受講者は60人程度を募集。授業は平日夜に週2回が原則で、期間は約1年2カ月。作文入門やスピーチコミュニケーション基礎などを学び、希望すれば修了者は同基地内の同校正規コースに編入できる。

プログラムは、米軍の岩国(山口県岩国市)、佐世保(長崎県佐世保市)、嘉手納(沖縄県嘉手納町)の各基地などでも実施されており、約5割の受講者が正規コースに進んでいるという。受講動機は大学への進学希望に限らず、キャリアアップや大学生の留学準備など多岐にわたる。

同校では、主に米軍人が数学や英文学、経営学などを専攻し、学位を取得する。同校のアジア地域就学担当のテッド・ローヤ部長は「受講者により高度な教育に進むための英語力をつけてもらうことを目的にしている。空港に行くことも横須賀を離れることもなく、米国の教育を受けていただく機会を提供したい」と話した。

吉田市長は「まずは(日本人の)基地従業員の皆さんが英語を話せる環境をつくりたい。海外留学を考える学生にも喜んでもらいたい」と述べた。

応募条件は、日本国籍がある横須賀市民で、高校を卒業(来年3月の卒業見込みを含む)し、実用英語検定2級以上などの英語資格を持っていること。学費は約40万~50万円。

市は10月20日に募集説明会を開き、受け付けを始める。同校が選考し、応募者へ結果を通知する。

【神奈川新聞】


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