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藤沢市議が「大作戦」 最下位脱出へ投票率アップ 「みんな主役」市民と議論

選挙 神奈川新聞  2016年12月03日 02:00

市民と市議らが活発に意見を交わした「カフェトークふじさわ」=藤沢市藤沢
市民と市議らが活発に意見を交わした「カフェトークふじさわ」=藤沢市藤沢

 県内最下位まで落ち込んだ投票率に危機感を抱き、藤沢市で議員自らが動きだした。11月には市議と市民らが知恵を出し合うトークイベント「みんなが主役 投票率アップ大作戦」を開催。参加者がテーブルを囲み、本音の議論を繰り広げた。果たして“汚名”返上の秘策は見つかったのか-。

 「不名誉な記録を塗り替えるため、皆さんと一緒に策を考えたい」。昨年4月の統一地方選(市議選)の投票率は38・73%で、県内最下位。今年2月の市長選も27・81%で過去2番目に低く、低迷する藤沢市政への関心度を懸念した大学生が投げ掛けた。

 男性会社員は「生活は苦しくても、政治が何とかしてくれると思っていないのでは」と話し、大学生は「魅力的な候補が見当たらない」。高校生からは「そもそも議員の活動が分からない」との声も上がった。

 では、誰が、何をすれば投票率が上がるのか。最も多かった意見は「広報」の充実だ。子育て中の女性は「議員の活動が見えない。ツイッターやブログを使ってもっと積極的に情報発信すれば、市議会に関心を持つ市民も増えるのでは」と提案。「議会のライブ映像を公共施設で流してはどうか」「選挙で公開討論会をやってはどうか」といったアイデアも出された。

 カフェトークは、藤沢市議会が5月に初開催。市民から継続を求める声が上がり、2度目の開催となったこの日も2時間の議論は熱を帯びたまま終了した。

 男性会社員(58)は「議員に任せるのではなく、市民の一人として行政に関わっていきたい」。関東学院大3年の女子生徒(21)は「20~30代の投票率が低い。でも、待機児童や子育て支援は私たちの世代が直面する問題で、生活と政治はつながっていると実感した」と次回の投票を誓った。

 市議会広報広聴委員会委員長の柳田秀憲市議は「皆さんからいただいた意見を今後の議会運営に反映させていきたい」と話した。


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