デング熱に感染した横浜市南区の20代主婦が発症後に海の公園(同市金沢区)の「犬の遊び場」で蚊に刺されていたとして、同市は5日から同公園の蚊のモニタリング調査を始めた。蚊を捕獲しウイルス保有を調べ、保有が確認された場合は駆除する。犬の遊び場は当面、閉鎖する。
市によると、主婦は8月17日と24日に東京・代々木公園を訪れて蚊に刺されたといい、28日に発症。31日夕、海の公園の犬の遊び場を利用した際に約4カ所を蚊に刺されたという。9月3日に病院で検査して感染が分かった。
二次感染の可能性を考慮して市は、5日朝から金沢シーサイドライン「海の公園南口駅」近くの犬の遊び場2カ所を閉鎖するとともに、同日午後から当面の間、蚊の捕獲を行う。ウイルス保有の有無を調べる検査には約5日間かかる。
市保健所によると、感染者の血を吸った蚊がさらに他の人に感染させるほどの感染力を有するには最低約7日間かかるという。
市保健所は相談窓口を設置(土日は午前9時~午後5時)。調査については市保健所生活衛生課電話045(671)2469、周辺で蚊に刺され不安な人は金沢福祉保健センター電話045(788)7840。
【神奈川新聞】