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生ごみは家庭で処理 広がる“救世主”処理機 鎌倉市民が講習会

社会 神奈川新聞  2014年09月02日 03:00

考案者の松本さん(右)も出席した講習会。参加した市民はキエーロに興味津々=8月29日夜、鎌倉生涯学習センター
考案者の松本さん(右)も出席した講習会。参加した市民はキエーロに興味津々=8月29日夜、鎌倉生涯学習センター

ごみ減量の“救世主”と期待される非電動型生ごみ処理機「キエーロ」が、鎌倉市民の間でじわじわと広がっている。自治会を挙げて積極的に導入している市民らは、「生ごみは家庭で処理できる」と意気込み、さらなる普及へ講習会を催した。

「使ってみた感想は、とにかく『楽しい』。自然の力で生ごみがなくなり、近所での会話も弾みます」

8月29日夜、鎌倉市小町の鎌倉生涯学習センター。壇上で熱弁を振るうのは、鎌倉ハイランド自治会の会長・高橋巌さん(70)。約60人入る会議室いっぱいに集まった市民らが、熱心に耳を傾けた。「アパート暮らしでも使えるか」などの質問が相次ぎ、「自分で処理することで、減量への問題意識を持てる」といった使用感も披露された。

約500世帯1200人が暮らす同自治会の役員は昨年8月、自分たちの力でごみを減らそうと「ごみ削減プロジェクト」を立ち上げた。さまざまなタイプがある生ごみ処理機の中から、環境に優しく経済的な非電動型で分解も着実なキエーロを選択。ご近所への地道な説明を重ね、今年4月、目標だった100台の普及を達成した。

横長の形状に加えて透明なふたや風の通る隙間があるキエーロは、土の表面積が小さい縦長のバケツ型に比べ、土の表面が乾きやすく温度も上がるため微生物の活動が活発になるのが特長。葉山町下山口に住む松本信夫さん(66)が、十数年かけて考案した。

鎌倉市は2基の焼却施設のうち1基の停止を来春に控え、ごみ減量が喫緊の課題。これに対し高橋さんたちは「多くの家庭にキエーロが普及すれば、1基停止しても大丈夫」との青写真も描く。

市は、キエーロをはじめ非電動型生ごみ処理機購入費の90%、電動型なら75%を助成している。市資源循環課によると、2013年度の生ごみ処理機の普及台数は1万3017台。市内7万3344世帯のうち約17・7%が使用している。高橋さんたちは「購入手続きを簡略に、迅速にすることも普及の鍵」と話している。

【神奈川新聞】


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