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原発ゼロ支え 巨大ボイラー川崎に到着

社会 神奈川新聞  2014年08月22日 03:00

長崎県の工場から海上輸送されてきた最新鋭の廃熱回収ボイラの高温モジュール(中央)。後方は台船上で陸揚げを待つ低温モジュール=川崎市川崎区の川崎火力発電所
長崎県の工場から海上輸送されてきた最新鋭の廃熱回収ボイラの高温モジュール(中央)。後方は台船上で陸揚げを待つ低温モジュール=川崎市川崎区の川崎火力発電所

原発ゼロの夏、火力に期待-。発電効率に優れ、二酸化炭素(CO2)排出量の少ない「コンバインドサイクル(複合発電)」施設の整備を進める東京電力川崎火力発電所(川崎市川崎区)に21日、世界最大級の排熱回収ボイラーが陸揚げされた。

重さ約8千トン、ビル12階分に相当する高さ39メートルの巨大なボイラーは、あらかじめ3分割され、長崎県の工場から5日間かけて海上輸送。陸上輸送用の特殊車両を潜りこませ、台船から岸壁へ慎重に移送した。

世界最高水準という1600度の高温で燃焼させた液化天然ガス(LNG)と、その余熱を利用した蒸気でタービンを回す複合発電は、例えるならば「蒸気機関車と航空機のジェットエンジンを組み合わせたようなもの」(東電)。

同発電所は2017年までに、複合発電2台を整備予定。現在200万キロワットの出力を340万キロワットにアップし、約100万世帯分の電力を賄う。福島第1原発事故を受け電力各社は火力の高度化を進めており、東電は「発電効率を高め、電気料金の低減につなげていきたい」と話している。

【神奈川新聞】


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