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小田原を忍者の里に 「風魔」で観光振興30、31日に初の「まつり」

神奈川新聞  2014年08月22日 03:00

「風魔まつり」の開催をアピールする小田原市観光協会の関係者=同市役所
「風魔まつり」の開催をアピールする小田原市観光協会の関係者=同市役所

戦国時代に小田原城を拠点に関東を治めた後北条氏を陰で支え続けた忍者「風魔一党」にちなんで、小田原を「忍者の里」として観光振興につなげようという動きが広がっている。30、31の両日には小田原市観光協会が「風魔まつり」を初開催。漫画やテレビゲームでも風魔忍者が取り上げられており、歴史ブームを生かした新しい街おこしとして注目を集めそうだ。

同協会によると、風魔忍者は諸説あるものの、1495年から1590年にかけて、小田原北条氏に仕えた。頭領は代々「風魔小太郎」と称し、風魔一党を率いていた。1581年の北条氏直と武田勝頼との戦いでは、風魔一党が毎晩のように夜襲をかけ、敵陣を混乱させた活躍などが伝えられている。

風魔が注目されるようになったのは最近だ。国内だけでなく海外でも人気の忍者漫画「NARUTO-ナルト-」に風魔手裏剣や風魔忍者が登場。テレビゲームの人気シリーズ「戦国BASARA」や「戦国無双」にも風魔小太郎が登場するなど、風魔の知名度が高まっている。

こうした中で小田原では2012年9月、「忍者サミットin小田原」を開催。参加した伊賀(三重県伊賀市)、甲賀(滋賀県甲賀市)とともに代表3者で忍者をキーワードに連携することなどを定めた「忍者の里共同宣言」を発表するなど、新たな観光振興を模索する取り組みが本格化した。

昨年から小田原市最大の観光イベント「北條五代祭り」で俊足を競う「天下一忍者決定戦」を開催。優勝者には「風魔小太郎」の称号が与えられる。

また昨年9月に初開催の予定が台風のため中止となった「風魔まつり」(同協会主催)が今月30、31の両日、小田原城址公園で開かれる。プロの忍者集団によるパフォーマンスが披露されるほか、手裏剣や吹き矢などを体験できるイベント、小田原ふるさと大使で俳優の合田雅吏さんによる殺陣の演舞や子どもたちへの指導なども行われる。

同協会は「風魔忍者は新たな観光振興の切り口。歴史好きの『歴女』『城ガール』も増えているだけに、戦国北条氏とともに広く知っていただき、忍者の里として定着させたい」と意気込んでいる。

【神奈川新聞】


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