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原風景が残る南足柄・内山地区 県の里山保全地域に認定

社会 神奈川新聞  2014年08月05日 03:00

原風景の保全活動に取り組んでいる地元住民=南足柄市内山
原風景の保全活動に取り組んでいる地元住民=南足柄市内山

水田や清流などの原風景を残す南足柄市内山地区の一部地域が、神奈川県が支援する「里地里山保全等地域」に選定された。選定を受けて休耕地利用など保全活動に取り組む地元住民は、地域振興にもつながる新たな活動を検討している。

県は2008年度から各市町村からの申請を審査し、現在は14地域16団体を補助金支給の対象として認定している。

市北西部に位置する内山地区は田園風景が広がり、周囲の山林から清流が流れ込むのどかな地域。しかし、近年はイノシシなどの有害鳥獣による農業被害が増えて休耕地が拡大し、原風景が失われつつあったという。そこで、地元住民は約10年前から休耕地や間伐材を活用し、地域で途絶えていたソバ栽培や炭焼きのほか、ざる菊や赤花ソバの植栽などに取り組んでいる。

今回の選定で同地区の住民は、補助金を活用した新たな活動を模索。ソバの収穫、そば打ちを体験できるイベントの開催や、花の植栽面積の拡大などを検討し、地域振興につなげたい考え。費用の負担が大きい有害鳥獣対策にも充てるという。

同地区で花の植栽に取り組む「内山花の会」の高橋昭夫会長(68)は「かつてはミカン栽培が盛んできれいな風景だったが、荒れてしまった。少しでも取り戻し、次世代に引き継ぎたい」と話していた。

【神奈川新聞】


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