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スマートインターチェンジ、県内2カ所に新設へ

社会 神奈川新聞  2014年07月26日 03:00

国土交通省は25日、自動料金収受システム(ETC)の搭載車専用で、建設コストが低い「スマートインターチェンジ(IC)」を厚木市と山北町の県内2カ所に新設すると発表した。

新設されるのは、圏央道の圏央厚木IC-相模原愛川IC間の「厚木パーキングエリアスマートIC」(厚木市)と、新東名高速の秦野IC-小山スマートIC間の「山北スマートIC」(山北町)。国から地元自治体への連結許可などの手続きを経て、本年度から事業着手する方針。

「厚木」は、既存の厚木パーキングエリアを経由する構造で、建設費は約22億円。2018年度の供用開始を目指す。厚木市は30年度には1日約2300台の利用を見込んでいる。「山北」は高速道路本線に接続するタイプ。同約15億円で、20年度の供用開始を目指す。山北町は30年度には1日約1300台の利用を見込む。

整備されれば、「厚木」は企業誘致の促進や物流の効率化、「山北」は丹沢湖へのアクセスなど観光振興や救急搬送環境の向上につながると期待されている。

県内では昨年6月に、「綾瀬スマートIC」(綾瀬市)の連結許可申請が認められ、事業化が決まっている。

■経済効果など関係者期待 スマートインターチェンジ(IC)の開設は、地元に大きな動線を呼び込むことにつながり、経済面など関係者の期待は大きい。

採択された圏央道(さがみ縦貫道路)の厚木パーキングエリア(PA)スマートICは、約1年前から厚木市が国に設置の要望を行ってきた。小林常良市長は「国の深い理解が得られ、大変喜ばしく感謝。さがみ縦貫道路の一層の有効活用や利便性の向上が期待でき、厚木市をはじめ、座間市方面を含めた県央地域の経済活性化につなげたい」とコメントした。

圏央道の圏央厚木ICは、ほぼ並行して走る国道129号に接続しているものの、相模川東岸の座間市側からは利用しにくかった。厚木PAスマートICは同ICの約1・1キロ北側に位置する。相模川西岸に沿う厚木市道座架依橋上依知線に接続し、座架依橋を渡って座間市とも接続するため利便性が高まるという。

山北町では、山間部に位置する観光地の中川温泉や丹沢湖などへのアクセス向上のほか、災害時の避難ルート確保や東海大学病院(伊勢原市)への搬送時間の短縮なども期待される。

町観光協会の清水正己会長は「東名高速道路のICがなく、観光客が通り過ぎてしまうというような状況だった。これをきっかけに町が一丸となって観光振興に取り組みたい」と意気込んでいた。新東名高速は2020年度の開通が予定されているが、遅れも懸念されている。

【神奈川新聞】


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