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富士登頂1673回の新記録 横浜出身・実川さんがエベレスト断念乗り越え達成

社会 神奈川新聞  2014年07月21日 03:00

富士登頂1673回の新記録 エベレスト断念乗り越え横浜出身・実川さん(共同)
富士登頂1673回の新記録 エベレスト断念乗り越え横浜出身・実川さん(共同)

横浜市鶴見区出身の登山家・実川欣伸さん(71)=静岡県沼津市=が、富士山登頂1673回の新記録を樹立した。5月に予定していた世界7大陸の最高峰登頂で残るエベレスト挑戦が、シェルパら16人が死亡・不明になる雪崩事故の影響で断念。その悔しさを乗り越えての快挙だ。

これまでの最多は富士山の山小屋に荷を運んだ御殿場市の「強力(ごうりき)」が昭和半ばに残した1672回だった。実川さんは記念すべき登頂を、7月15日夜に同県富士市の田子の浦を出発、平安時代から江戸時代に修験者らが利用した同県富士宮市の村山古道を歩き、5合目から現在の登山道に入る62キロのコースで達成した。

スタートから女性でトップクラスの富士山登頂173回を誇る藤沢市の加藤ひとみさんら7人の山仲間が同行。5合目から新たに7人が加わり、励ました。眠らず歩き続け、16日午後4時半、強い風が吹く山頂に到着。居合わせた登山者が大きな拍手で祝った。

エベレスト断念のショックは大きく、5月11日の登頂ではいつもの倍の6時間半もかかった。「体は異常がないのに気合が入らない。仲間からは『おかしいぞ』、と心配された。自分でもダメかなと落ち込んだ」と話す。

元のペースに戻ったと思ったら台風8号。強風で登れない日が続き、1日に2~3回登ってタイにこぎつけた。16日夕、約30人の山仲間やファンが6合目の山小屋に集まって祝賀会を開いた。実川さんは「多くの人の支援でここまでやってこられた。とてもうれしい」と感謝した。

【共同通信】


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