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付加価値サービスを拡充へ ナイス

経済 神奈川新聞  2016年11月30日 02:00

新サービスの導入を通じて既存住宅の売買活性化を目指すナイス。新築マンション市場の割高感を受け、中古物件の引き合いも増えているという(同社提供)
新サービスの導入を通じて既存住宅の売買活性化を目指すナイス。新築マンション市場の割高感を受け、中古物件の引き合いも増えているという(同社提供)

 建材商社で住宅事業も手掛けるナイス(横浜市鶴見区)は、既存住宅売買時に提供している付加価値サービス「ナイスバリュープラス」のメニューを12月から拡充する。マンション向けの無料ルームクリーニングや壁紙張り替えを割安価格で行うサービスが目玉。売り主、買い主双方の満足度を高め、中古マンションの取引増につなげたい考えだ。

 新たに導入するサービス「ハウスクリーニング クリ&クロ」は、ルームクリーニングを無料で行うほか、媒介価格2千万円以上の物件では壁紙張り替えを通常の3分の1程度の価格で施工する。同社グループ会社がリフォームを担うことで、コスト低減が実現したという。対象は県内と東京都内の物件(一部地域除く)。売り主側が依頼する場合、一定の契約条件を満たした人が対象。

 中古物件の取引は、室内を修理せず設備もそのままで引き渡す「現状有姿」が一般的。一方、引き渡し後に室内の汚れや破損、清掃の不備が見つかり購入者自ら専門業者を依頼するケースも少なくないという。

 新サービスでは、売り主が居住中に売買契約が成立した場合は、購入者への引き渡し後、室内をきれいにする。また、空室で売却する場合にも売り主がサービスを発注でき「きれいな状態に戻すことにより、売却価格を少しでも高くできる可能性がある」と同社。

 同社窓口「ナイス住まいの情報館 住まいるCafe」の基幹2店舗(同市鶴見区)でサービスの対象となる中古マンション取引数は、2016年1~12月に約150件に上る見込み。導入を機に、17年は2割増の約180件に引き上げたいとする。

 新築マンションの割高感を背景に中古市場への注目が集まり、国も中古住宅の流通促進に本腰を入れる。同社は「売買時や暮らしの不安を解消する各種サービスの拡充を通して他社との差別化を図りたい」とする。今回のサービス開始と同時に、無料で土地の簡易測量を行うサービスも開始する。


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