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海の家“排水”の陣 片瀬東浜に下水道整備 県内初

カルチャー 神奈川新聞  2014年07月07日 03:00

下水道が整備された片瀬東浜海水浴場。色が変わっている階段部分が埋設された場所だ=藤沢市
下水道が整備された片瀬東浜海水浴場。色が変わっている階段部分が埋設された場所だ=藤沢市

藤沢市の片瀬東浜海水浴場に今夏、海の家用の下水道が整備された。市観光課によると、県内の海水浴場では初めての試みで、全国でも珍しいという。これまでは浜辺にそのまま流していた調理場やシャワー室からの排水を適正に処理し、海浜の水質浄化につなげる。

下水管は、同海水浴場の海の家を束ねる「江の島海水浴場営業組合」(臼田征弘組合長)が整備。約2400万円を掛け、海の家が出店するエリア約400メートルにわたって敷設した。市も400万円を補助した。

これまで海の家の営業に伴う排水は浄化処理されておらず、麺類の汁や洗剤、シャンプーの成分もそのまま浜辺に流されていた。しかし、同海水浴場は江の島と小動(こゆるぎ)岬(鎌倉市)に囲まれた湾状の形をしているため、海水が希釈されにくく、夏場も終盤になると海水の汚れが目立っていたという。

4年前に電線の地中化も実施した同組合は、海の浄化のために今度は公共下水道に接続する下水管の埋設を検討。くみ取り式だったトイレも水洗化され来場者の快適性が増すことから、今年1月に整備へと踏み切った。

今夏は16軒の海の家が営業しており、臼田組合長は「このままでは浜辺が10年持たないと、危機感を抱いた。初期投資は掛かるが、長い目で見れば必要な取り組み。多くの人にきれいな浜を喜んでもらい、たくさん足を運んでいただければ」と強調していた。

【神奈川新聞】


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