1. ホーム
  2. 経済
  3. 泉区の遊休地 太陽光で輝き再び 廃棄物処理場→発電所に

泉区の遊休地 太陽光で輝き再び 廃棄物処理場→発電所に

経済 神奈川新聞  2014年07月02日 03:00

遊休地に設けられ、発電を始めた太陽光パネル=横浜市泉区
遊休地に設けられ、発電を始めた太陽光パネル=横浜市泉区

横浜市泉区の遊休地に、湘南技術センター(同市西区)が建設、運営する太陽光発電所が完成し発電を始めた。約7300平方メートルの敷地はかつて廃棄物処理場として使われていたため長らく放置されていたが、アイデア一つで太陽光発電の最適地に変わった。

南東向きの傾斜地に敷き詰められた1140枚の太陽光パネルが、まるで水を張ったばかりの棚田のように輝く。発電能力は250キロワットで、5月末から東京電力に販売を始めた。年間発電量は約28万9千キロワット時に上り、約100世帯分の電力に相当する。

敷地は市認定歴史的建造物「中丸家長屋門」(泉区)を維持する当主、中丸定昭さんが所有していた。昔は棚田だったが約40年前に廃棄物を受け入れた結果、土地活用ができずに荒れ果てた状態が続いていた。

中丸さんから相談を受けた友人の宮川眞壽美さんが現場を調べると、東電の大型変電所がすぐ近くにあることが分かった。高低差約30メートルの傾斜や敷地をまたぐ高圧線は開発には不向きとされたが、太陽光発電には好条件と気付いた。

宮川さんは太陽光発電事業で実績がある同社を紹介。中丸さんは土地を提供して事業がスタートし、行政などと交渉を重ねながら3月に着工にこぎ着けた。

中丸さんによると、かつては不法侵入者によって大麻草がひそかに栽培されたり、山火事の危険があると指摘されたりしたという。加えて固定資産税や相続税で頭を抱えていただけに「宮川さんのアイデアのおかげで先祖代々の土地が生き返った」と喜んでいる。

工費は約1億円。環境への負担が少ないパイプ式架台を採用するなど、自然との共生を心掛けたという。「自然エネルギーの発電所は自然に優しく」を理念に掲げる同社の原田宏一社長は「将来は、地域の子どもたちに自然エネルギーの大切さを紹介する場にしたい」と話す。問い合わせは、同社電話045(314)2233。

【神奈川新聞】


シェアする

編集部のおすすめ

アクセスランキング

  1. 0歳が頭部骨折 車衝突に巻き込まれ母子が重軽傷 相模原

  2. 動画 【台風19号】川崎の大規模浸水、2つの原因浮上

  3. 高校野球秋季関東大会 東海大相模、来春のセンバツ確実に

  4. 【台風19号】インフラ寸断、温泉打撃… 箱根に災禍再び

  5. 高校野球秋季関東大会 桐光、準決勝進出を逃す

  6. 宮ケ瀬ダム放流開始 国交省、台風20号接近に備え

  7. 高校野球秋季関東大会 県勢2校、21日準々決勝 東海は習志野、桐光は桐生第一

  8. 【写真特集】台風19号 神奈川各地の状況

  9. 【台風19号】横浜港でも被害 海づり施設、氷川丸デッキ

  10. 【台風19号】城山ダム緊急放流、二転三転 下流域は混乱