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シーサイドラインが開業25周年 通勤から観光路線へ

社会 神奈川新聞  2014年07月01日 14:02

開業25周年を迎えるシーサイドライン=横浜市金沢区
開業25周年を迎えるシーサイドライン=横浜市金沢区

JR新杉田駅(横浜市磯子区)-京急線金沢八景駅(同市金沢区)間を結ぶシーサイドラインが5日、開業25周年を迎える。10・6キロメートルの新交通システム路線は当初、主に通勤・通学の路線だったが、沿線にレジャー・観光施設の開業が相次ぎ、現在は観光路線としての顔も併せ持つ。運行する横浜シーサイドライン(同)の藤田譲治社長(63)は、人口減や少子高齢化といった課題に直面する中、「沿線外からいかに集客するかが、今後の鍵だ」と話している。

同路線は市の「六大事業」の一つ、金沢区の埋め立て開発により拡大する交通需要に対応する目的で、建設された。同社の前身・横浜新都市交通は、市などが出資する第三セクターとして1983年4月に設立。2013年10月、現在の社名に変更した。

1989年の開業当初は工業団地で働く人たちや近隣住民の通勤・通学の手段としての利用が中心だったが、93年に横浜・八景島シーパラダイス(最寄り駅・八景島)、98年に横浜ベイサイドマリーナショップス&レストランツ(同・鳥浜、現在の三井アウトレットパーク横浜ベイサイド)が開業。次第に観光路線としての色合いも強まり、2013年4月には乗車人員4億人を達成した。現在、年間乗客数は約1800万人。1日当たりの乗客は、開業当初の5倍に相当する約5万人まで増えた。

「安全を最優先に、無事故での運行を続けてきた」と藤田社長は、この25年間を総括。4月からは、サービス向上の一環として、金曜日の最終電車の運行時間繰り下げに取り組んでいるという。また、金沢八景駅は16年度末をめどに、現在約220メートル離れている京急線と直結する計画で、「利便性が高まる」と強調する。

今後の課題は人口減、少子高齢化社会を迎え、沿線住民の大幅増が見込めない中、沿線外からいかにして客を呼び込むか。「沿線の魅力を積極的に発信し、地域との共栄を目指す。横浜市南部エリアが、経済の拠点(の一つ)となるよう貢献したい」

藤田社長はさらに、同社がこれまで培ってきた運行管理のノウハウの伝授にも意欲を示す。「横浜発の技術やノウハウを国内外に広め、経営の多角化を図りたい」としている。

◇ ◆ ◇

同社は開業25周年を記念し、新交通システムや沿線スポットを紹介したDVDを作製、抽選で10人にプレゼントする。郵便番号、住所、氏名、DVD希望と明記し、〒236-0003、横浜市金沢区幸浦2の1の1、横浜シーサイドライン総務課DVD係。31日締め切り。問い合わせは、同社電話045(787)7000。

【神奈川新聞】


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